家族の好物「ロールケーキ」の歴史
皆様は、「ロールケーキ」はお好きですか。
筆者の家族は好きなのですが、スポンジを焼いてジャム等を巻く工程にコツがいるので、筆者はなかなか作らずにいます。
ロールケーキの画像
この「ロールケーキ」というものの由来について、ふと興味がわいて調べてみると、世界に普及した過程には2つの説があることがわかりました。
英国のヴィクトリア女王夫妻が訪れたスイスで食した「スイスロール」がお気に召したのがきっかけで、世界に広まった、という説と、
アメリカで作られていた「ジェリーロール」がきっかけで、世界中に発信された、というものになります。
どちらにしろ、日本で初めてロールケーキを作ったのは、「山崎製パン」のスイスロールが最初ということになっていて、それ以来日本各地の菓子店や家庭で作られるようになった、ということです。
ヨーロッパ各地のロールケーキ
とはいえ、スイスだけにロールケーキがあった、というわけではなく、スペインにもカスタードクリームを巻き込んだ「ブラソ・デ・ヒターノ」という伝統のロールケーキがあったり、ポーランドにもケシの実で作った「マコヴィエツ」というロールケーキがあったりします。
「ロールケーキの原型」はスラヴ文化圏に?
筆者としましては、もともとはスラヴ文化圏にある、生のパン生地でジャムなどを巻いて焼いたケーキが、焼いたスポンジケーキでクリームやジャムを巻くロールケーキに変化したのでは、と考えておりますが、それを示す文献がないので、あくまでも筆者の推測です。
スラヴ文化圏では、パン生地で甘いジャムやケシの実のペーストを巻き、さらにクグロフのような型に入れて焼く、という凝ったケーキもあります。
おいしそうなので一度食してみたいのですが、なかなか自分で作るのは手間がかかるので、挑戦のハードルを飛び越えられずにおります。
どこかの菓子店で作ってくれないものかな、と逡巡している状態です。
「ロールケーキ」のルーツについて