上品な名前のビスケット
皆様は、ビスケットと聞くと、マリービスケットのようなシンプルでありながら滋味のあるお菓子を想像されるのではないでしょうか。
マリービスケットの画像
筆者がたまたまビスケットについて、なんとなくネット検索をしていた時、イタリアの端であるシチリアの銘菓「王妃のビスケット」という意味の名前を持つ「ビスコッティ・レジーナ」に出会いました。
どんなものかと思ってページを開いてみると、ゴマをまぶしたクッキーのような見かけの、シンプルなお菓子でした。
ビスコッティ・レジーナの画像
「王妃のビスケット」の名前の由来
このシンプルで、甘みも少ないクッキーのようなシンプルなお菓子が、なぜ王妃、という御大層な名前がついているのか、と調べてみると、栄養豊富なゴマをまぶしてある故の命名という説が出てまいりました。
それに、当時の西欧ではゴマはアラブ文化圏からの渡来品だったようなので、異国情緒あふれるエキゾティックなものに見えたのかもしれません。
このお菓子は、パン店が作るものは油脂にラードを使い、菓子店で作るものはバターを使うレシピになっているそうですが、
筆者は新鮮で良質なラードを入手するのが難しく、入手しても使いきれない可能性が高いので、今度バターのヴァージョンで作ってみようともくろんでおります。
ビスコッティ・レジーナについて