年がら年中、食欲旺盛

旺盛な食欲で、よく家族を心配させる。というか少し怖がらせている気がする。「そんなに食べて大丈夫?太るよ」と母親はしつこく聞いてくる。

私の場合、もはや太ることをとやかく言っている場合ではない。もう十分太っているし、そのことで「ああ、つらい」と泣きわめく段階にはいないのだ。太ったのは太ったのでしょうがないと諦めてもいる気がする。

とにかく美味しいものを食べたいという欲求が強い。

私が好きな料理は中華料理で、数年前、一人で爆食いした記憶がある。食べ過ぎた私を心配して、店側は頼んでもいないのにお粥を出してきた。

とにかく、私はめちゃくちゃに食べた。太るとか、なんとか言っている場合じゃなかった。「とにかく旨いものを!旨いものを!」とでも言うかのように。


まるで「ちびまる子ちゃん」の小杉になったような気分だった。
小杉の食欲は異常というか、狂気も感じさせるほどすさまじいものだが、私も多少なりともそういった傾向があったように思う。

当時は引きこもりで心身ともに病んでいた。だからストレスもあったのかもしれない。それを発散したくて食欲にすがった。その結果、数年前、とある中華料理屋でまるで悪魔に憑りつかれたように、バクバクと食べ物を吸収していったというわけだ。

その他にも、私は引きこもり時代にハンバーガー屋やラーメン屋や寿司屋などに足しげく通って、暴飲暴食の限りを尽くした。まるで「ドラゴンボール」の魔人ブウである。それか、何かしらの悪い魔法使いに魔術にかけられていたのかもしれない。それほど恐ろしいほどに食べ、順調にブクブクと太っていった。

今はどうかというと、以前と比べて食欲は減退したように思う。とにかく、怪獣のように食い散らかすという現象は無くなった。
少し心の調子が良くなったおかげかもしれない。食欲にすがらなくても、読書やお笑いといった趣味を増やすことで、ストレスを発散させることができるようになった。

それでも、私は食べるのが好きなのは相変わらずで「あんたはいつになったら痩せるのよ」と母を嘆かせている。

節操なく食べることは無くなったけれど、食事は一日の中で楽しみな時間である。

母のご飯はとても美味しい。年がら年中、いつも美味しい。ありがとうと思う。

私もときどき料理をすることもあるが、やっぱり母の腕にはまだ遠く及ばないなと思う。

いつか、母の作る餃子やハンバーグ、オムライスをマスターして自分で作りたい。
美味しいもの好きならば、自分でも作れるようになりたい。

そう思いつつ、私はまた中華料理屋でお腹いっぱい食べたいという願望がある。

母には悪いが、当分痩せられそうにない。

食いしん坊、万歳!

終わり

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テオ

はじめまして。テオと申します。自閉症スペクトラム障害(ASD)です。主に物語とエッセイを書きます。よろしくお願いします。

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