刑事ドラマが好きだ。ながら見でも面白いと思う。休みの日に、何にも予定がないときにはBSで時々刑事ドラマを観ている。
刑事ドラマは人間同士で裏切ったり裏切られたり、誰かを守ろうとしたり守られたり…様々な思惑が絡み、複雑化していく。
こういう複雑な人間ドラマを見れるのも、刑事ドラマの醍醐味だ。
ただ殺人事件が起こって、捜査して犯人が捕まるというだけじゃない。
刑事も被害者も犯人も血の通った人間だ。だから一筋縄ではいかないし、どうにもならない、やりきれない思いをすることもある。そこがいい。
ただ、私はどうしても見ていて「つらいなあ」と思う場面がある。
それは犯行シーンでもなければ、死体が発見されるシーンでもない。
私がちょっとつらいと思うシーンは、取り調べのシーンである。
いくら主人公の刑事が良い人で、犯人が最低人間だとしても、恫喝のような取り調べシーンを見ると引いてしまう。
今の刑事ドラマがどうかはわからないけれど、BSでやっている刑事ドラマの刑事の多くはかなり高圧的な取り調べを行っているように思える。怖い。
机を叩いたり、怒鳴りつけたり、脅したり…。
この酷い取り調べを受けている人が真犯人だったらまだ良いが、もしも犯人でなかったとしたら気の毒すぎる。何にも悪くないのに、こんなに脅されて可哀想だと思う。
すべての謎が解決し、犯人は捕まり、めでたしになっても「あんた…あんなに恐ろしい取り調べをしておいて何を清々しい気分になっているのかね」とモヤモヤした気持ちになる。
終わり良ければ全て良し、というわけにもいかない。
「この刑事やこの刑事の仲間は、犯人ではない人に対して非常に威圧的で高圧的な取り調べをしたのだ」と思うと、「それでいいのか?」と思ってしまう。
もしも、私が何の罪もないのに、高圧的な取り調べを受けたら泣くし、事件が解決して解放されたとしても「訴えてやる」と思うくらいの恨みは持つ。
正義の名のもとに、様々な蛮行が許されるのなら、神も仏もあったものじゃない。
もう少し、相手を尊重した取り調べを行うようにしてほしいと思う。
まあ、これからもBSで刑事ドラマは観ると思う。
色々書いたけれど、好きな気持ちに変わりはないので。
最後に私の好きな刑事ドラマの俳優を記しておく。
渡瀬恒彦さんだ。もう亡くなっているが、BSの刑事ドラマ「十津川警部」シリーズで主人公・十津川警部を演じている。めちゃくちゃ渋くてかっこいい。
これからも渡瀬恒彦さんを応援しつつ、刑事ドラマを観ていきたい。
終わり
