時が経つのは早いもので、もう五月になりますね。
桜も散り、春の訪れに一区切りついた感じでしょうか。
上の写真は我が家の敷地内にある椿(つばき)です。日本原産で、古くから日本人の生活に根付いてきました。
この椿は私が生まれた頃からありましたが、この木を株分けしていただいた親戚の家のものが市役所から貴重なものだという認定があり、他の市民の方が鑑賞できるようにしていただきたいと申し入れがあったそうです。
そう聞くと何かありがたく感じられますね。
そしてこの時期に採れるのが筍(たけのこ)です。
これは我が家の土地のもので、初物です。
小林一茶が次のような一句を述べています。
筍(たけのこ)も 名乗るか 唯我独尊と
筍も天地にかけがえのない生命をすくすくと伸ばしているという意味です。真っ直ぐに立ち上がっている様子には感嘆(かんたん)するような気分になります。
根っこが凄いので、筍をきれいに取るのはコツが必要で慣れないと大変です。これは親子のような並びですね(笑)
そして、筍ご飯にしました!とても美味しかったです。
天然のものは人間から水や肥料を与えられなくても、自然と土から出てきます。人間に面倒をみてもらうどころか、逆に人間を養ってくれるのです。
自然は自立してるだけでなく、他を助けてさえいます。それに気付くと自然は偉大です。天の恵みとはよく言ったものです。
そんな天の恵みを採らせていただいて、調理して美味しく頂く。そして自然に生かされていることに感謝をする。
そんな当たり前のようなことが実は最高の贅沢(ぜいたく)なのではないかと感じた今日この頃でした。