前回は、歌うことが好きな話をしました。
歌うことが好きなのは、小学生の頃から…いやもっと前かもしれませんが、ここで紹介できる程のネタもないので、
割愛するとして、歌を歌うことが楽しいと思えるようになったのは、やっぱり小学生からだと思います。
小学校の、学芸会で、劇をやったときに歌った歌。劇中歌なので、何の曲かまでは覚えていません。
その時は合唱だったけど、「歌を歌うことの楽しみ」はこの時に知ったのかもしれません。
小学生の高学年になれば、合唱も、何部かのパートに分かれて歌唱するようにもなります。
基本的に、声量がある私は、リード役になれて、比較的高音が出たので、ソプラノのパートが多かったです。
そして、忘れられないのが、6年生の頃の音楽発表会です。例によって、またソプラノになった訳ですが、その時の曲が「天空の城ラピュタ」の「君をのせて」です。いつもなら、どこも突っかかることもなく歌えていたのに、サビのとうさーんの「さん」HID♯レ♯何回歌っても同じ所で突っかかってかすれ声しか出せなくなりました。どうしてかというと、いわゆる「変声期」というやつですね…。
「変声期」というと、男性だととても分かりやすく変わるけど、そんなに明らかな違いはないものの女性にもあるようです。
私は同じ学年の子達の中でも、元々発育がいいタイプなので、みんなよりちょっとだけ早い「変声期」が来てしまったようです。その時の先生が無理をさせず、喉を休ませる方法を取ってくれたので、声が出なくなったりはしませんでしたが、無理すると、声が出せなくなったりするようです。
そして、負けず嫌いな私は、悔しくて泣きました。(今までできてたのに!)という気持ちが大きかったからです。
そして、今回は私の声が出なくなったということとアルトパートの声が少し小さかったことがあり、私もアルトパートを覚えていて歌えたので、アルトに変更になりました。そして、順調に進んでいたハズだったのですが、今度はソプラノの方の声量が足りず、アルトのボリュームを絞ってやる予定だったのに、何となくでソプラノパートを歌ってみたら、何と普通に歌えるように戻ってて、今度は、何度歌っても、かすれることもなく歌えるようになっていたので、このままソプラノに返り咲くことができました。ソプラノがやりたかったので、「やったー‼!」と、心の中でガッツポーズをするのでした。そこから本番まで何事もなく進み、本番でも、ミスすることなく無事、終了しました。
この時に、どんなに好きなことでも、仕方のないこともあると小さなつまづきを味わったのでした。