今回は”アリアンロッド”のキャラメイクについて解説していきます。
前回は世界観やシステム面の解説をしていますので、良ければそちらも読んでみてください。
解説は最新版である”アリアンロッド2E改訂版”を基準としています。
キャラメイクについて
”アリアンロッド”のPCは”種族”・”クラス”・”キャラクターレベル”・”能力値”・”スキル”・”副能力値”・”フェイト”・”アイテム”・”ライフパス”の9個のデータで構成されています。この内”フェイト”に関しては前回で解説しているため割愛します。
- 種族
”アリアンロッド”のPCは7つの”種族”から選択します。
”種族”は”ヒューリン”・”エルダナーン”・”ネヴァーフ”・”フィルボル”・”ヴァーナ”・”ドゥアン”・”アーシリアン”の7種類あり、それぞれ以下に解説します。
1.ヒューリン
平均的な能力を持っている最も一般的な種族です。
外見は現実の人間とほぼ変わりません。能力値がすべて平均的で特徴がなく、特化している種族に比べると一歩劣りますが、どのような役割でもある程度の水準でこなすことができます。特徴がないのは逆に言えば苦手もないので、同じ役割でも特化した種族であれば失敗してしまうような場面でも問題なくこなすことができます。

2.エルダナーン
魔法に長けた長命の種族です。
外見はエルフのように長身で長くとがった耳を持っています。魔法を行使するのに必要な能力値が高く、大きなダメージを与えることができます。反面、耐久力が低いため他の種族は問題ない少しのダメージでも危機に陥りやすく、他の役割のキャラクターとの連携は必須です。

3.ネヴァーフ
頑健な肉体を持つ小柄な種族です。
外見はドワーフのように小柄でありながらがっしりとしています。耐久力が高くちょっとやそっとのダメージではびくともしません。その代わり動きが遅く感知能力も低いため、奇襲や罠に対して弱かったり、敵の攻撃をよけるのが難しかったりします。
4.フィルボル
陽気で小さな体を持つ種族です。
外見は”ヒューリン”を小さくして耳を少しとがらせたような姿をしています。精神的な能力値が高く味方を回復したり強化したりといった支援能力に長けており、さらに回避能力が高いためある程度の生存能力も持ちます。ですが、攻撃能力が低いため自身でダメージを出すことは難しいです。
5.ヴァーナ
動物の耳と尻尾を持つ狩猟生活を営む種族です。
外見は”狼族”・”猫族”・”兎族”の3種類存在し、それぞれの動物の耳と尻尾がある以外は少しだけ背の低い”ヒューリン”とほぼ変わりません。敏捷力と感知能力が高いため奇襲や罠などに気づきやすく、パーティー全体の安全性を高めてくれます。反面、戦闘能力が低くダメージを出したり、回避能力はありますが敵の攻撃を受けることは苦手なので、戦闘は基本的に遠距離武器で行います。

6.ドゥアン
戦いを得意とする頑強な種族です。
外見は2mを超える大柄で”有角族”・”牙爪族”・”天翼族”の3種類が存在し、それぞれの名前となっている部位が発達しています。筋力などの近接戦闘に必要な能力値が高く、前衛として非常に頼りになります。その代わり他の能力値が低いため身体能力が意味をなさない場面では何もできなくなってしまうことが多いです。

7.アーシリアン
現代からエリンに降臨した者たちです。
外見は現実の人間たちと全く同じです。能力的には”ヒューリン”とほぼ変わらず平均的ですが、現代の知識や技術、物品などを持っていることが多いです。
”種族”の中で”アーシリアン”だけ神話に登場しておらず特殊な立ち位置となっており、いわゆる”異世界転生者”です。地球か地球によく似た世界から召喚されたり、事故で転移したり、生まれ変わったりなどの特殊な境遇によって現れ、”ヒューリン”とほぼ同じ見た目でありながら特殊な知識を持っており、それを活かした冒険をすることができます。
- クラス
キャラクターの役割です。
”クラス”は「4種類」の”メインクラス”と「14種類」の”サポートクラス”に分かれており、”種族”の特性とやりたいことを考慮して1つずつ選択し、組み合わせます。”種族”と”クラス”はパーティー内で担当する役割を決めて決定し、基本的にはダメージを出す”火力”・味方を守る”壁”・回復や強化を行う”支援”の3つの役割から相談して選ぶことになります。
”メインクラス”と”サポートクラス”は同じ”クラス”にすることもでき、同じにした場合はフェイトの値が「1点」増加します。
- キャラクターレベル
キャラクターの強さの指標です。
キャラクターにはレベルの概念があり、初期作成では「1」から始まります。PCはセッション終了時にもらえる”経験点”を消費することで”キャラクターレベル”を上げることができ、上がると能力値の上昇やスキルの習得など、どんどんキャラクターが強くなっていきます。
- 能力値
キャラクターの基本的な性能を表します。
”能力値”は”種族”による基本値にキャラメイクによるボーナスを足して”能力基本値”を決定し、それを「3」で割って”クラス”や”スキル”などの修正を加えることで決定されます。計算時に余りは切り捨てられるため、成長などで”能力基本値”を上昇させる際は「3」の倍数になることを意識するとよいでしょう。
- スキル
キャラクターが習得している技術です。
”スキル”には”種族”毎に習得できる”種族スキル”・”クラス”毎に習得できる”クラススキル”・全員が習得できる”一般スキル”の3種類があり、それらを組み合わせることでPCの構成を作っていきます。”スキル”は戦闘に関わるものがほとんどであり、探索や交渉などの非戦闘用のものも存在していますがそれらはあくまで補助的な役割となっています。
- 副能力値
戦闘時に使用する特殊な能力値です。
”副能力値”には体力を示す”HP”・”スキル”を使うのに消費する”MP”・行動順を決める”行動値”・移動できる距離の”移動力”の4つが存在し、すべて能力値から算出されます。
- アイテム
キャラクターが装備または携帯している物品です。
アイテムには「右手・左手」「頭部・胴部・補助防具・装身具」「携帯品」の3つのグループ毎に重量制限が存在し、それぞれのグループで重量の合計が”筋力基本値”を超えると装備や携帯ができなくなります。
- ライフパス
キャラクターの今までの人生を表します。
ライフパスには”出自”・”境遇”・”目的”の3項目が存在し、それぞれランダム表からRoCで決定します。
こういうキャラクターのパーソナルデータは普段RP以外に影響しないので割愛するのですが、アリアンロッドでは”出自”毎に”一般スキル”の中から1つだけ”スキル”をもらうことができるので重要な要素となります。

最後に
アリアンロッドは基本ルールブックが①と②の2冊ありますが、簡単に遊ぶだけであれば①だけで問題なかったりします。遊びの幅や深さを出すのであれば当然②やサプリメントがあった方がよいと思いますが、とりあえず①だけ買ってお試しで遊んでみるのも良いかもしれません。


あとがき
今回は”アリアンロッド”のキャラメイクについて解説しました。
”アリアンロッド”は”種族”や”スキル”の数がそれほど多くなく、複雑でもないため非常に分かりやすいです。その他のルールもある程度簡単に作られており、個人的に初心者へオススメするTRPGの一つとなっています。
次回は超RP特化TRPG”銀剣のステラナイツ”について解説したいと思います。
