※ ネタバレを含みます。長いため複数回に分割していて、これは2回目です。
前回は船の墓場までの話でした。今回はその続きです。
カーウェンの町
海沿いに南下すればカーウェンにたどり着くのだが、うっかり道に迷うと北の山(後述)に着きかねなかったりする。道中のザコは前回話題にしたバンダースナッチが出る。他には牛と思いきや肩に大角の生えたイノシシなビッグホーン、ハリネズミらしいが殻を背負ってるように見えてマリオのトゲゾーのように思えてしまう「きんのはり」(単体の「せきか」回復)を落とすガトリングス、よくわからんムキムキな四足獣で冷気に弱いタトゥといったところ。
カーウェンの町はBGM(曲名:ハーヴェスト)が好きだった。ピアノを調べた時の反応がトゥールの時と変わるのが少し面白かった。箱の中の「こおりのロッド」は装備してよし、攻撃アイテムにしてよしでおいしかった。最も初プレイ時は攻撃アイテムとして使う方法がわからなかったが。ちなみにここで北の山に飛竜がいるという情報は入手しなくてもストーリーは進められるらしい。
北の山
北の山は石板の敵(ブロックス)から「ぎんぶちめがね」を、コカトリスから金の針をそれぞれ盗んでいた。「くらやみ」無効は物理攻撃役には嬉しいしアクセサリ枠は空いてるので、金の針は消耗品としては少し購入額が高めなので。最も、コカトリスの方はうっかり戦闘を長引かせると「くちばし」で石化させられてかえって赤字になりかねないのでシーフの一手目だけ盗むをしてたが。銀縁眼鏡のほうは4個あればいいので余剰分は売ればいいし。ある程度年取ってから船の墓場で稼ぎをした頃のプレイではブロックスにエーテルを使って青魔法「フラッシュ」を習得していた。敵全体を暗闇状態にするこれはここのボスの片割れに有効。他には特定のアビリティで後々ボス戦で一度だけ役に立つロックガーターという炎に弱いナメクジと、同じく後々必須レベルで役に立つ凧を背負うネコのゲイラキャットがいる。
ボスの「マギサ」「フォルツァ」は後者の印象が薄い。イベントシーンではマギサしか出てこず、戦闘時もある程度ダメージを与えると呼ばれて出てくるうえに単なる脳筋だから。マギサは稀に飛んでくる黒魔法「ドレイン」が厄介。HPを吸い取るという微妙に面倒な効果のくせにこの時点では威力が高く、一撃で戦闘不能になる事が多い。見た目通り「むち」を落とすが、この時点では「すっぴん」(無職)でしか装備できないので使いにくい。「まひ」効果付きなんだが……あと印象的だったのはイベントの流れで毒を受けて実際に戦闘開始時に「もうどく」状態になっていたこと。直前のセーブポイントでしっかり回復したのにって気分になった。ところで今思うのは登ってくるファリスをなんで攻撃しなかったのだろうか?毒矢は切らしてたのかもしれないが魔法やある程度登ってからは鞭も届いただろうに。まあそんなことしたらバッツたちも魔法で援護してた可能性はあるわけなのでグダグダにならないようにご都合でやったのかも。
山頂でレナが毒草の中に分け入って飛竜草を採取して飛竜を治療したことで飛べるようになる(なおレナの毒はなぜか飛竜によって治療される)。その直後にわかるバッツの高所恐怖症。飛び立ってわかる、山を越えられないという残念さ。とりあえず海や川は越えられるようになったので行動範囲は広がったが、行ける場所は今まで行った所以外だと、南下したところにあるウォルスか、レナの実家だが隕石で道がふさがれたタイクーン城である。初プレイ時は適当に飛んでウォルスに着いていたが、後にプレイした時は先にタイクーンに行くようになった。色々アイテムが回収できるから……(タイクーン城については次回)
ウォルス(町・城/探索)
ウォルスの町では銀縁眼鏡が手に入った。もう持ってる。町では初めてまだ使えない魔法が売っているが、年取ってから考えると次のクリスタルで取れるジョブをネタバレしている……なお、買い忘れてストーリーを大幅に進めると入手が不可能または面倒になる物もある。あと堀にしゃべるカエルがいる。「カエルはいいなあ」とか言うだけなので魔法で変身した人間(もしくはマイペースな魔物)かもしれないが。ちなみに同じようなことを言うカエルは前作のFF4にもいた。
ウォルス城では屍の山を築いた……味方の。原因は地下の宝物庫と、給水塔。まずは地下の宝物庫だが、ここのお宝の目玉はエルフのマント。素早さと魔力を上げ、物理回避率33%を得るというかなり強力なもの。もっとも回避率は特殊効果として得ているためステータス画面には表示されず、効果が発動する(マントでひらりするようなエフェクトが出る)まで気づかないのだが。時空魔法「スピード」?あんな効果もよくわからん(そして調べてみたら旧スマホ版以外では無意味すぎる)ものはコンプ精神以外にはとる理由はない(旧スマホ版を除く)。
ここの危険さとは、戦闘になるとガルキマセラが100%出現することである。そのスペックは、先ほど倒したマギサと同程度のHP、500ダメージ程度は平気で叩き出す力、こっちの武器攻撃をほぼ無力化する防御力、そもそも攻撃をよく避ける、弱点と表示されるくせに実際は吸収する全属性耐性、という無敵ぶり。ここに警戒なしでは確定でバックアタックをして、素手や防御貫通武器で僅かでもダメージを受けるとこちら全員を「バーサク」にする青魔法「つきのふえ」で反撃して行動の選択肢をつぶす、という鬼畜っぷりが加わる。真正面から撃破するのは当分は不可能なので大人しく逃げるしかできない。初プレイ時は何人か倒されて逃げたが、二回目の遭遇であえなく全滅ということになっていた。なぜ倒れたメンツを復活させなかったか?フェニックスの尾が1個1000ギルと高価なのが悪い。複数回プレイしてる人にとっては後に出てくる選べる宝で、逃げると攻撃力の下がる「ブレイブブレイド」を選びにくくなる原因の一つだと個人的に思う。まあ、どうしても逃げずに取りたかったら撃破方法を身に着けてからくればいいのだが。その撃破法とは青魔法「レベル5デス」である。二つほど効かない条件はあるが、この魔法はレベルが5の倍数の相手全員を耐性を無視して必ず戦闘不能にするというハマれば凶悪なもの。ガルキマセラはレベルが20で効かない条件も満たさないので開幕に青魔法の使い手がやられなければ勝てる。なお、ここまでして倒しても経験値はもらえずギルは1、ABPは2とろくに稼げない。エリクサーを落とす可能性はあるが、船の墓場の落とすモンスターと確率は一緒なのでここで稼ぐ意味はない。実際アイテムとったらもう来なかった。
次に給水塔だが、ここの危険性はボスモンスターにある。ザコは種類が少なく、エルフトードは最後の一匹になると「かえるのうた」を使ってくるので習得可能。アイスソルジャーは「ミスリルソード」を高い確率で盗める。この時点では最強(と言っても次の町で買えるが)の剣である。なお、落とすアイテムが店売りのロングソードなあたり、逆に設定したのかとも思う。400ギルくらいでミスリルソードは売れるので結構稼いだ。
そしてこの時点では危険度の高いボス(召喚獣)「シヴァ」。こいつはアイスコマンダーというお供3体(マギサ程度のHPはある)を前衛にしているのだが、初のHP4桁なボスである。攻撃もブリザラを範囲で撃ち続けてくる。初めて城を訪れた時点ではかなり手強く、運よくレベルが11なら盗んだミスリルソードを装備してのゴブリンパンチで2,3発当てれば勝てるが、それ以外では火力が足りず押し切られやすい。レベルが合わないなら次のウォルスの塔で新しいジョブが手に入るので最低限それを使うべき(ミスリルソードで両手持ち魔法剣ファイアを火力軸にし、アイスコマンダーは眠らせるなど)。というか最速で倒してもウォルスの塔クリア後まで召喚できない。やりこみの類かな?それでもだめなら「ファイラ」習得まで進めるとか。自分も負けてファイラ習得まで後回しにしてた。なお、アイスコマンダーからはアイスソルジャーよりも高い確率でミスリルソードを盗め、シヴァも必ず氷のロッドを落とす。
そういえば、地下にいる囚人に牢屋から出してくれと頼まれて断っていたが、調べたらお礼どころか逆に牢屋に閉じ込められた挙句一部宝箱が回収不能になるらしい。断ってよかった。
これ以上はキリが悪くなるので今回はここまで。次回はウォルス城でのストーリーから。
脚注
※1 せきか……戦闘不能(HP0・死亡)のバージョン違いだと思えばいい。つまり放置すると全滅する。
※2 ピアノ……演奏する曲は場所でなく今までに調べたことのあるピアノの数で変わる。歌の入手にも絡む。ゲーム内メッセージ的にはピアノだが見た目は小さくしたパイプオルガンっぽい。
※3 こおりのロッド……次の次に行く町・カルナックの店売り品で、冷気属性魔法の威力を1.5倍にするが、装備して消費アイテムとして使うと「ブリザガ」(自動全体化)の効果がある。前回の火遁の術などより威力は劣る割に値段は3.75倍とザコ戦には向かないが、単体に使うと威力が2倍になるのでボス戦用の秘密兵器として使える。
※4 くらやみ……物理系攻撃の命中率が1/4になる。敵も味方も耐性を得にくい。敵へ発生させる手段も少な目。
※5 まひ……行動不能・解除時ATB0・物理魔法回避0になる。魔力が高いほど早く治る。
※6 もうどく……一定時間ごとに最大HPの1/16のダメージ。移動中は一歩ごとに最大HPの1/64のダメージ。ただし移動中はこのダメージでHPが0になることはない。味方が耐性を得る手段が少ない。
※7 バーサク……自動でたたかうを行い、物理系武器の攻撃力を1.5倍にする。魔力依存武器には効果がないのでロッド系や杖系(「つえ」は除く)、その他少数には無意味。混乱(詳細は後述)に耐性が付く。
※8 つきのふえ……なお修得しても対象が味方全体のままという罠。リフレク(魔法反射状態)での反射もできず、バーサク耐性の付く装備も2種(しかも片方は装備可能ジョブが少なく、もう片方はデメリット付き)と活用しにくい産廃。
※9 レベル5デスの効かない相手……アンデッド特性を持つ、リフレクである、のいずれか。
※10 カエルのうた……対象をカエル(攻撃防御回避がほぼ0、大半のアビリティ使用不可)にする。後に覚える黒魔法「トード」より成功率は低いが、消費MPが低くリフレクを貫通する。ただし、トードでは可能な全体がけやカエルのキャラにかけて元に戻すといった事は出来ない。
※11 シヴァのブリザラ……前列と後列に交互に使うが、前列のみ後列のみだと、誰もいない列に撃つ代わりに単体に撃ってくる。これは威力が倍化するので隊列は偏らせ過ぎないほうがいい。
資料
記憶があやふやな点、未プレイのハードでの内容などの部分を書くのに次のサイトを参考にしてます。(アドレスは頭のh抜いてます。)
・ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki(ttps://wikiwiki.jp/ffdic/)