※ ネタバレを含みます。長いため複数回に分割していて、これは11回目です。
前回はビッグブリッジでバリアに吹き飛ばされるまででした。今回はその続きからです。
グロシアーナ大陸
落下したのはグロシアーナ大陸という場所。しかしバリアで別大陸まで吹き飛ばされた割には気絶するだけというのはいったいどういう仕組みなのか?そしてそんなものがあるならガラフの軍をもっと引き込んでから使えば一網打尽にできたのではないか?などと思ったがとりあえず自分的な考えとしては、新しい魔法のバリアを開発・試運転したのではないだろうか。新しいものだからこそ効果(バッツたちを吹き飛ばしたが同時にある程度防護している?)・範囲が不安定(バッツたちが吹き飛ばされたあたりまでクルルは移動しているが何ともない)などという未完成というかその場しのぎな性能。そして完成次第最速で動かしたがバッツたちが吹き飛ばされただけで終わったという結果と推測している。効果や範囲の不安定さは後々解消されたのだろうが。
道なりに進むしかないわけだが、出現する5種のザコのほとんどがここら辺限定の敵で、攻撃手段や威力くらいしか差がない。特筆するのはルネンタとフェアリーオーク。ルネンタは怪音波でレベルを一時ダウンさせるくらいだがフェニックスの尾(買うと1000ギル)を盗め、エーテル(買うと1500ギル)を落とす。フェアリーオークは戦闘不能のキャラに「せいれい(聖霊)」を使いゾンビ化させる。戦闘不能者がいなければいいので回復をこまめにしたいが、コイツに「ケアル」をかけるとカウンターでこちら全員に「ケアルガ」を使ってくるので活用できる。コイツと初めて会った時によってはゾンビ化を治療できないので危険、と思いきやコイツから盗める「せいすい」で治療できる。
ルゴルの村
最寄りの人里はルゴルの村で旅人が来るのは何年ぶりみたいな辺境の村であると言われる。その割にはエクスデスが復活したという、ついこの間の出来事を噂レベルで知っているという矛盾があるが。多分復活前から部下たちが色々と動いていてそれを誤認したり伝わる過程で変質したりしたのだろう。辺境という割には店には強力なモノが売っており、辺境でこれなら他所ではもっといいものが……と思うだろうが、魔法に関してはとある一か所を除き同じだったりする。個人的なおすすめは魔法剣で使うと凶悪化するブレイクと、以前記述したレア盗みや壊滅時の立て直しに使えるリターン。シェルや分身で2回まで物理攻撃を回避するブリンク、敵全体にスロウをかける「スロウガ」など、他の魔法も悪くない。武器はジョブ単位で見れば「チェンウィップ」や「ねむりのけん」、ゲーム全体における独自性で暗闇の弓矢あたりが強い。防具は大地の衣がコンボ的な意味で強い。この先しばらくは店がないので消耗品はそろえておこう。聖水も買える。宿屋は客が珍しいなどという趣味でやってるような理由で最初の一泊がタダで、泊まるとパブで酒を飲むガラフとバッツが会話するイベントがある。この時のセリフがGBA版およびそれをベースにした旧スマホ版ではおかしくなっていて「ありがとう!!」のセリフが無くなっているので印象が違う。そしてこの時の会話の中で「まさかバリアが完成していたとは…」というセリフがあるのでバリアの存在自体は知っていたということになる。バリアは大きな建築物レベルの設備がなくては動かせない代物なので仕方がないのかもしれないが、なぜ未完成だと思っていたのか?バリアの設備でまだ作業中だったのを偵察したのだろうか?だがそれは、どうやってその設備がバリアを張るためのものと知ったのかというわけで……?ギルガメッシュのような人型のものもエクスデスの部下にはいるので、スパイでも送り込んだのだろうか。なおこのパブでは踊り子がいないので自分たちが踊って路銀を稼げる。一回たったの100ギルなので低レベル縛りくらいでしか使えないと思うが。
封印城クーザー
村を出て南下するとクーザーというモンスターが出るようになる。ここでしか図鑑登録できない。こいつは????しか使わないが、HPが5000と多く技の性質ゆえにHPを減らすほど危険になる。風属性攻撃の連射が正攻法ではあるが、危険なのでもっと楽に仕留めるといい。戦闘不能・石化・割合ダメージ・混乱・ストップなどに耐性がないためそういった手段で攻めるといい。何も盗めないがエリクサーを落とすことがある。そして道中に見える城に入ると封印城クーザーという地名がわかるのでさっきのクーザーはカルナックと同じ命名法である事がわかる。ここは現段階では何も手に入らず、シールドドラゴンという凶悪なザコしか出現しない。盗める・落とす物が店売り(レア枠や落とすのはもう少し先で店に出る)の盾なので盾の竜(shield dragon)なのかと思うが(英語版は実際これだそう)自分的にはオリジナルの開発者は封じられた竜(sealed dragon)の方を意図したと思う(封印城だし)。もしくはダブルミーニングかも。実際盾のごとく頑強で、HPは約2万、常にプロテス・シェル・リフレクがかかっていて解除不能、防御力も高くこの時点の武器ではあまりダメージを与えられない。リフレクを貫通できる魔法でも魔法防御はともかく魔法回避が高いので特殊効果や差分ダメージなどは避けられやすい。素早さも高くシーフ以外ではまず先手を取られる。そして行動パターンも危険で「ハードヒット」でダメージを与えつつ混乱させたり、「ゾンビブレス」で全体にダメージを与えそのダメージで倒れたものをゾンビ化する。おまけにこちらの戦うへのカウンターがハードヒット。正攻法は危険すぎ、有効な状態異常も暗闇・毒・スロウ・バーサクくらいしかないので逃げたいところだが、通常逃げ確率が激低なのでとんずらなどが必要。ちなみにHPを半分くらい減らすと相手が逃げる。1000ギルと5ABP、全モンスター中最高の10000EXPを持つので倒したい人は逃げ封じも兼ねた操るに賭けるしかない。一度操ってしまえば自分に炎を5発使わせれば倒せる。要するに全滅が先か操るの成功が先かという戦いになる。初めて訪れた時点では操るの成功率は40%なので、稼ぎ目的ならしばらく進めて成功率を75%にできる一品物の防具を手に入れてからのほうがいいかも。自分もそもそも倒せそうになかったのでスルーした。
地下大河
そのまま道なりにずっと進んでいくと小さな森に入るとマップが切り替わり、白い生き物を調べると逃げ出して穴に落ちてしまう。これが今作のモーグリでなぜか救助することになる。飛び降りた先の地下大河に入って流されている間はメニューが開けず固定エンカウントなので注意。こういったダンジョン間をマップに出ずに移動しているような場所ではテレポの脱出先がおかしくなっているので、使うとゲームが進行不可能になる場合がある。この時点ではテレポは未修得だが注意すること。宝を全回収するなら2度流された後の陸地の右側の宝を取り忘れないこと。ここのモンスターも期間限定。特筆するモンスターは強さ的にはレッサーロプロス、特殊さ的にはブラッドスライムあたり。どちらも炎が弱点(他のザコは雷弱点)。レッサーロプロスは攻撃手段がブレスウイングやブレイズと強いうえにHPが2300ある。ブラッドスライムは近接以外の全攻撃種類が弱点に設定されている(そのことによるメリットはPR版以外ではほぼないが)うえ戦闘開始時から猛毒になっている。最も使う攻撃が吸血のみで自滅しないのでちゃんと攻撃する必要があるが。HPは低いが物理防御力はシールドドラゴン並みなので魔法系で攻めたほうが楽。流されて出口にたどり着くとモーグリと骨(ロマサガの使いまわしの見た目)が対面しているのに出くわす。(ザコにモーグリイーターなんてタコ野郎がいたので、食われてないか不安だった人もいたかもね)そして進むと骨が襲ってくる……別にモーグリがけしかけたわけではない。とにかくボス「ティラザウルス」からモーグリを救出することになる。コイツはありとあらゆる攻撃にカウンターしてくる(こちらの攻撃の種類で反撃内容が変わる)という面倒なボスなのだが、旧スマホ版より前ではバグのため一部攻撃(炎・冷気・雷・毒・無属性魔法)には反撃できなかったりする。物理(なぜか忍術や地形も)への反撃には差分ダメージの????を使う可能性がある。魔法にはポイズンブレスが返ってくる。一人を瀕死にする「ボーン」も使ってきたような気が。しかしアンデッドではあるものの即死耐性もボス特性も持ち合わせていないので、グラビデ・デスクロー・ミサイルによる割合ダメージやレイズ・フェニックスの尾での対アンデッド用即死狙いが通じるので気づけば楽勝。自分は割合ダメージからの炎攻めだったが。倒すとモーグリが道案内をしてくれる。
次回はモーグリの道案内から……
脚注・考察
※1 白魔法「ケアル」……初期の回復魔法(アンデッドには魔法防御無視ダメージ)。この時点では回復力不足。これをわざわざフェアリーオークに使う発想は一体どこから出るだろうか……(ゾンビ化させてくるからアンデッドの疑いでケアルラかける人はいただろうが)。自分は気づかなかった。
※2 白魔法「ケアルガ」……単体なら全回復、全体がけでもケアルラ(全体)の3~4倍は回復できる。特筆するのはアンデッドへ単体がけした時の効果で、ボス特性を持たない相手なら確定で瀕死にできる。即死効果に化けるレイズ系はボス特性に阻まれるのは同じなうえに基本確率(ハード差あり)なのでこちらの方が安定しやすい。とどめ用に1手必要だが。
※3 せいすい……HPを少量回復しつつゾンビ状態を治す。この回復量はGBA版までは乱数と魔法防御力から計算されるので、魔法防御力が高いとゾンビからただの死体に化けるという珍現象がみられることも。調合素材として有用。
※4 チェンウィップ……5割程度で麻痺の追加効果があるうえ、後列でも威力が落ちないというのは大部分もしくはすべての鞭に共通する。しばらくの間は店売りではトップクラスの攻撃力があり、次の鞭が入手できるまでのスパンが長いため魔獣使いを使っているのなら推奨できる。
※5 ねむりのけん……5割程度でスリプルが追加発動する剣。魔法剣スリプルより不安定だが初動の速さがメリット。
※6 ルゴルの宿泊時の会話……GBA版は4行表示できないのを忘れてデータ上は4行目に設定してしまっていたらしい……。旧スマホ版はそもそも入力されてないらしいのでGBA版だけ見て作ったのではないかという話も。
※7 モーグリ……作品ごとにデザインが違う。鳴き声は今後恒例になっていくクポ(シリーズ初登場のFF3ではニャーと鳴く)だが、FF3同様頭のポンポンはないし、目も違う。
資料
記憶があやふやな点、未プレイのハードでの内容などの部分を書くのに次のサイトを参考にしてます。(アドレスは頭のh抜いてます。)
・ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki(ttps://wikiwiki.jp/ffdic/)