雑記・ゲーム編・その2(第14回) ファイナルファンタジー5

※ ネタバレを含みます。長いため複数回に分割していて、これは14回目です。


前回は寄り道であるギルの洞窟についてでした。今回はケルブの村からです。

ケルブの村

バル城から北へ行くとケルブの村を通ることになる。村人はおらず、ほとんどの家・飛竜の谷への門にカギがかけられておりガラフはケルガーに頼んで開けてもらおうという。ケルガーの家も奥の扉にカギがかかっており進めず、引き返そうとするとウェアウルフに囲まれる。ここはウェアウルフたちの村でケルガーはそのリーダーなので、最初はガラフがいるのに気づかず囲ませていた模様。ケルガーは村人を家に引っ込ませて自分の家で迎撃態勢を取っていたあたり、見張り(多分ガラフの顔を知らない)を常に立てているものと思われる。そしてガラフが暁の4戦士の一人であるケルガーにバッツたちを紹介すると、ケルガーはクリスタルを砕け散らせたような奴らはエクスデスの仲間ではないのかといい、バッツの心を見極めるために戦いを挑んでくる。1対1の決闘でケルガーの必殺技「ルパインアタック」をバッツが見破りケルガーを隣の部屋までフッ飛ばして勝負がつく。演出から想像するにルパインアタックには無意識のうちによくとおる場所があるのかもしれない。それをバッツが(キョロキョロするのをやめて俯いてるあたりから想像すると)心の目で見抜いてクリティカルヒットを叩き込んだのだろう。自分はダイの大冒険のアバン流刀殺法・空裂斬を思い浮かべたが……それってドラクエじゃん!ガラフにはやりすぎだと怒られてレナたちも無言でケルガーのところへ行ってしまい、バッツも頭をかいていたあたり自分でもやりすぎたと思ったのだろう。場面転換後、ベッドに横たわるケルガーを見舞う所から話が続き、ケルガーはかなり無理をしてルパインアタックを使っていたが、それを破ったのは父・ドルガンから習った技だとバッツは答え、その名にケルガーとガラフは驚く。ドルガンは暁の4戦士の一人だったのだ。ガラフが言っていた封印に反対した仲間の一人とはドルガンのことで、苦労して倒したそばから復活しようとするエクスデスを他にどうにかできなかったからの封印だった。そのことを気にしていたのか、何も理由を言わずに残ったのだ。邪推すると(バッツが生まれるまで10年あるが)すでにバッツの母・ステラと恋仲もしくは片思いくらいになってたのではと思ったこともあったが真相は不明。なにせ回想シーンでは理由を言わずに去っているし、ガラフが言う封印を見守る……はガラフにとっては推測でしかないから。もっとも実際に個人レベルで動き続けていたようなのでガラフの推測は当たっていたわけだが。そしてドルガンは3年前に病死した事を聞き、ケルガーは協力を約束する。その直後に話しかけると、わしも一緒に戦えればみたいなことを言われてマジでバッツがやりすぎたかと思ったが、原因はそれだけではなく……。ともかくこれで飛竜の谷へはいれるようになる。

FF5のウェアウルフは友好種族で変身しない。一般人は灰色の毛並み。ちゃんと靴も履いてる。

その前に村の中を回ると普通に村人のウェアウルフたちがいるようになってる。店で買い物もできるしサブイベントもある。店ではいくつか新装備があり、忍術も売っている。具体的には「こだち」「ポイズンロッド」キラーボウ「ねじりはちまき」「ちからだすき」パワーリスト。そこそこ使えるものがそろっているので購入を検討しておこう。キラーボウとパワーリストはロンカ遺跡で入手済みなら複数欲しい場合になるが。忍術のラインナップはバッツの故郷・リックスの村と同等で、どちらの世界にも忍者の里的な村があるということに……ということはバッツVSケルガーは忍者同士の戦いだった……?サブイベントなどとしては、こちらの無事を祈って儀式をしている(3人で輪になって回っている)ウェアウルフからレクイエムを貰える。前述したがアンデッドにしか効果がないが非常に強力で、アンデッドかどうかわかりにくい相手には判別用としても使えるのでしっかり話しておくべき。宿屋に行って奥の部屋のテーブルについているウェアウルフから村自慢の料理をごちそうになって全回復し、食後のおまけにポーションを8つくれるがこれには3回という回数制限がある。村の井戸を調べるとこの村唯一のウェアウルフ以外の人間が現れる。カエルと10000ギルを要求してくるこの爺さんに、捕らえたコルナゴと金を渡すと「コルナゴのつぼ」をくれる。交換が成立した時にこれでメシにありつけるみたいなことを言いコルナゴを食べるつもりかと思ったが、他のカエルをバッツたちの世界から持ち越してもダメなあたりコルナゴ以外は非食用か、コルナゴの壺の材料は名の通りコルナゴ限定なのだろう。後者ならコルナゴの壺を完成させて渡したということで、ギルは技術料及びコルナゴ以外の材料代のつもりかも。ただ後にコルナゴの壺を持っているボスがいるので、新発明ではなく作り方が失伝したアイテムでそれを復活させた研究者の類かもしれない。あとはカルナック城のクリスタルを守りに来て死んでしまったウェアウルフの名前がツースだということがわかったり、飛竜の谷は魔物の巣で立ち入ったものは誰も帰ってこないと言われたりする。しかし誰も戻ってこないのに何でわかるのかと突っ込んで考えると、魔物が多いとわかった時点で戻ってきた腕のいい斥候がいたのか、遥か昔から飛竜の谷から増えすぎた魔物が溢れだして村を襲うことがあったとかそういった理由があるのだろう。特に後者がエクスデスたちが30年前に暴れていた時期よりずっと前からあったとすれば、村の飛竜の谷側のみに門が設けられていることに納得がいくかもしれない(エクスデスを理由に門を作ったのなら両側だろうから)。もっとも単純に資材不足だったり、バル城側は戦友であるガラフがいる方面だから門を作らなかった可能性もあるのだが。

失敗作はこんな感じで処分してたんだろうか……。いや、変な声しか痕跡ないから違うかも……。

飛竜の谷

飛竜の谷では激レアアイテムや様々な敵が……マップ上のお宝だと隠し通路の先に見えている「かぜきりのやいば」「ヒュプノクラウン」は完全な一品物。道中の骨に隠されているボーンメイルは最終盤のザコからレア枠狙い以外はここのみ。そしてザコはマジックハンマーの覚え損ねに対応できるドリッピー、「はやてのゆみや」を盗めるプアゾンイーグル、麻痺効果付きの「しっぽ」や瀕死化攻撃のボーンが危険なボスの色違いのボーンドラゴン、(レベル4グラビガで対策できるが)高いHPやポイズンブレスがうっとおしいが竜の牙を必ず落としダークマターを盗めるドラゴンゾンビー、他一種である。他にも名称不明のモンスターが攻撃して逃げるが、これは山頂付近でのランダムエンカウントでボーンドラゴンとドラゴンゾンビーに襲われているところに出くわして(この時に名称判明)、ドラゴンたちのみ倒して助けると召喚獣ゴーレムになって二度と起きなくなる。ちなみにこの時のドラゴンたちはパラメータや耐性、戦利品が違う。なお、ドラゴンたちもろともゴーレムも倒したり、(SFC・PS版なら)ドラゴンたちを撃破後にお礼を(調合の強制バーサクなどで)言わせずに倒しても再度出会える。当て逃げにストレスがたまった方はどうぞ。

実は当て逃げの威力はドラゴンたちの通常攻撃より強かったりする。反撃しろよと思わなくもない。

山頂で飛竜草を見つけて回収しようとすると、魔物化していて襲ってくるのでボス「ひりゅうそう」との戦闘になる。飛竜草は魔法防御が高くどんどん「ひりゅうか」を生やす以外の行動はしない。飛竜花はHPは100しかないが飛竜草以上の魔法防御力を誇りラ系クラスの魔法を全体化するとダメージが0になり、生えている位置ごとに違う花粉を飛ばして攻撃してくる。猛毒・麻痺・暗闇・老化・混乱とバリエーション豊かで面倒だが、前述したようにゴーレムで防ぐことができる。また耐性なしなので睡眠などが効いてしまう。丑三つ時じゃないでしょーが!まあ強力な全体攻撃なら一撃なのでバイオ、タイタン、忍術あたりで一掃してあげよう。なお本体である飛竜草の耐性もわりと穴があり、即死攻撃や割合ダメージ、ストップ・スロウが効く。特に即死が致命傷。倒すとエリクサーを落とすのは薬効成分の象徴なのだろうか……?倒すと普通に戻った飛竜草を持ち帰れる……どんな倒し方でも薬として使える部分が残るあたり、植物の生命力はすごいものである。

巨大な青いこんなのが花粉を飛ばす(奴を呼ぶ)イメージ……花粉症の身としては気が滅入る。

次回はバル城に戻ったところから……


脚注・考察

※1 ケルガーの体格から見る衰え……設定によると63歳、174cm、52kgだそう。問題なく戦えているガラフが60歳、168cm、64kgなのと比較するとひょろっとしているのは間違いない。ウェアウルフが細身な種族なら……それでも微妙か。それに屋敷内のウェアウルフがケルガーは病を患っていると言うのでそちらも衰えの原因だろう。

※2 ドルガンの残留理由・邪推……ステラはドルガンがクリスタルを守る旅をしていることは知っていたようだが、異世界人だということを知っていたかは不明で、ガラフ達とエクスデスを追っている途中でステラに出会ったかも不明になるので。交際中または結婚後にどこかのタイミングで教えてる可能性は高いと思うが。ドルガンの故郷は辺境のルゴルの村で、バッツたちが訪れた時には特に親戚とかもいなかった(と思う)あたり、天涯孤独の身だったのかもしれず、それが残留の一因になっているかも。

※3 こだち……忍刀。素早さ+1。店売りの忍刀では最強で、ツインランサーを量産していても、魔法剣が使えるというメリットがあるので購入を検討してもいい。

※4 ポイズンロッド……毒属性を強化し、へし折ることでバイオが発動する。たたかうも毒属性になる珍しい(GBA版追加のぞけば唯一の)ロッド。

※5 ちからだすき・ねじりはちまき・パワーリスト……3つとも魔法防御力が0の代わりに力+3。防御を考えなければかなり有用。ナイトなどの重装備ジョブは力だすきしか装備できない点が、軽戦士系の火力が勝るという現象を引き起こす。

※6 ケルガー忍者説……ルパインアタックもネーミング以外忍者っぽい(残像が見えるほどの超高速移動で幻惑しつつヒット&アウェイを繰り返す技のように見える)し。バッツはジョブを忍者にでき、ケルガーはスマホのお祭り系FFで忍者系アビリティを装備できるタイプだから公式に忍者判定出されてるわけで……やはり忍者だったな。

※7 自慢の料理……注意深ければ気づくがごちそうになった後外に出ると宿の近くをうろついていた羊の数が減っている。つまり自慢の料理とは羊を丸々一匹つぶして作る豪勢な料理だったのだ。しかし一匹の半分の重さが肉量だとすると4人では到底食べきれないような……。そして数少ない羊をつぶしていいものだろうか?事故で死んで性別が一方しかいないとか?もしくはよそから調達の予定でもあったのか?

※8 コルナゴのつぼ……捕らえるが可能になるHPが1/8以下から1/2以下に緩和される。HPが0になった瞬間にとらえる裏技には必須。防御性能は全くなく、そのくせ重さが異常に高いが、それを逆手にとって行動順の調整に使える。

※9 かぜきりのやいば……攻撃力はいまいちだが、刀共通のクリティカル以外にかまいたちによる全体攻撃が発動することがある。ただしかまいたちは魔力依存の攻撃なので侍が使うには威力不足かも。しかも旧スマホ版ではかまいたちの威力が下がってしまった。かまいたち自体がクリティカルするようにはなったが……

※10 ヒュプノクラウン……操るの成功率を40%から75%に引き上げる帽子。魔法防御も高め。しかし金属鎧並みに重い。

※11 はやてのゆみや……たたかう(GBA版までは狙うも)が25%で乱れうちに変化する。攻撃力自体も高い。バーサクと組み合わせられるのが最大の利点だと思う。意図せず乱れうちになる関係上、被弾で解除される状態異常とはやや相性が悪い。

資料

記憶があやふやな点、未プレイのハードでの内容などの部分を書くのに次のサイトを参考にしてます。(アドレスは頭のh抜いてます。)

・ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki(ttps://wikiwiki.jp/ffdic/)

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移り気な人

その名の如く趣味の対象が安定せず、新しい事を始めても長続きしにくいです。投稿は長続きさせたい…… 趣味:web閲覧・読書・ゲーム・アニメ……要するに『お話』を見る事 現在のマイブーム:スパロボ系(PS2、PSP、vitaのソフトのみ所持)

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