雑記・ゲーム編・その2(第16回) ファイナルファンタジー5

※ ネタバレを含みます。長いため複数回に分割していて、これは16回目です。


前回はゼザの船団まででした。今回はバリアの塔です。

バリアの塔

塔の壁を爆破して塔内に侵入したガラフたちは二手に分かれて塔の動力とアンテナを破壊する作戦に出る。動力だけ壊せばいいのではと思わなくもないが、この後の描写では少なくともアンテナ自体も別のバリアで守られているためその破壊には動力の停止が必要という風に見えた。エクスデス城自体のバリアの解除にはアンテナの破壊が不可欠だとすると、アンテナ自体にもサブ動力があって、メインの動力である地下がトラブっても修理完了までの時間くらいはエクスデス城のバリアを維持できるのかもしれない。とにかく地下はゼザに任せてガラフたちはアンテナを破壊することに。そして別行動中の連絡手段として「ひそひそう」というものをくれる。ワンピースの電伝虫みたいなのがどこかの秘境にいたのか、それとも人工的な品種改良か……。どちらにせよガラフが知らないあたりゼザが独自に用意したものということに……。

ひそひ草の見た目はスマホゲーによると花の部分はこんな感じっぽい。ちなみに初出はFF4のはず。

ここで出現するモンスターは他所で出ないものが多いので図鑑埋めする人は注意。ネオンはクルーダストのそっくりさん。マグニティスは色違いのいない見た目の後衛のキャラを前衛に移動させる「マグネット」の使い手。グラビードはグラビデ系を使ってきて大地の衣を落とす。この辺までは特筆する入手物はないが他は新しいものがいくつかある。トラベラーは青魔法「タイムスリップ」を使う。ジグラトギガースは「パルチザン」を盗めるが、ハリケーンによる瀕死に注意。レベルトリッカーはその名の通りレベル系青魔法を3種使うが、普段使うのはレベル4グラビガのみ。新魔法である「レベル2オールド」を習得したいときは操る+敵にリフレクで上手くレベルが偶数のラーニング持ちに当たるまで頑張るという手法が必要になる。この時点で敵をリフレクにする方法は調合の竜の牙+フェニックスの尾があるが、コイツについては別の手がある。最初からリフレクがかかっているリフレクドナイトが一緒に出た時にやればいい。そのリフレクドナイトは物理攻撃しかしないが、盗める物が換金用として優秀なポイズンアクス(売値4800)やウォーハンマー(売値3200)で、さらに「リフレクトリング」を落とす。後に他の敵からも手に入るが最速はここ。また4つある宝箱のうち2つは中にモンスターが入っており、中身を取る直前に戦闘になる。ただ宝箱の中身自体は「ブラッドソード」「きんのかみかざり」と入手したいものばかり。その時に出るモンスターは二択のランダムだがどちらももう少し先で出る敵のため強敵。出てくる敵はイエロードラゴン2体またはレッドドラゴン1体。イエロードラゴンは稲妻で全体に割合ダメージ攻撃を仕掛けてきて旧スマホ版以外では雷耐性で防ぐしかないので注意。物理攻撃も500以上食らうので結構痛い。珊瑚の指輪を落とすのはありがたいが、装備すると稲妻でHPが最大値の半分吹き飛ぶという罠。一応即死は効く。レッドドラゴンは冷気・水・地と弱点こそ多いもののイエロードラゴンと同程度の物理攻撃に「アトミックレイ」が飛んでくる。レベルが5の倍数なのをいいことにレベル5デスを撃つとアンデッド特性で全回復される。ボス特性も持つのでフェニックスの尾などでの即死や割合ダメージも効かない。即死耐性自体は無いのでキラーボウの即死は旧スマホ版以外なら効くが、発動確率が1割を切るのでこれだけに頼るのは危険。おすすめの撃破法は操る。操って使える技の中に「レベル3フレア」があり、これは炎属性ではないうえ、レベルが3の倍数なので有効です。このレベル3フレアを習得したい場合はこの時点ではかなり面倒で、あらかじめネオンを捕らえておき、放つで発動するリフレクがリフレクトリングを装備した味方に当たってレッドドラゴンにリフレクがかかるという手順であとはラーニング持ちにレベル3フレアが当たるのを待つ。この場合撃破も考えると最初にレベル3フレアでレッドドラゴンの7500もあるHPを削ってからリフレク状態にすること。なお、通常枠にも盗めるアイテムがあるタイプだがレア枠が炎の指輪なので盗めるとラッキー。どちらが出ても厄介だが、イエロードラゴンは割合ダメージも即死も効くのを知ってればそこまで苦戦しない。レッドドラゴンの方はいかに迅速に操れるかみたいなところが……。まあどちらも知らない頃はボコボコにされてたんですが。

アトミックレイってよりは炎って感じのイラストだが、炎もレベル3フレア同様に操らないと使わない。前作(熱線がやばい……DS版では特に。最強の腕防具ドロップ)や前々作(FC版では大して強くないがさっぱり出ない。リメイクでは強い。最強装備ドロップ)と比べて登場が異様に早いので驚く人もいるんじゃないだろうか。

時々ゼザと話しながら頂上までたどり着くとゼザが動力を止めてくれるのでアンテナを爆破できるようになるが、最後の守りとしてボス「アトモス」が襲ってくる。コイツは常にヘイスト状態で高速行動するだけでなく、必ず2回行動する。そしてこいつの基本行動はコメットのみ。コメットのダメージは振れ幅が大きいが1000くらいは平気で出してくるのでほぼ戦闘不能者が出る。そして戦闘不能者がいると行動パターンが変化し、戦闘不能者を自分のほうに引き寄せる。たまに引き寄せずにスロウガ・オールド・グラビデ系を使うこともある。そして自分のところまで引き寄せたキャラを「ワームホール」で戦闘から除外する。除外されれば当然復活はできず、行動パターンもコメット連発に戻る。正攻法ではメインアタッカー以外が倒れても放置するのが良い。正攻法以外だと状態異常は睡眠が効くので寝かせて起こさないように戦うか、寝てる間に青魔法や調合などを駆使してMPを枯渇させるという手がある。黒の衝撃でレベルを調整してからのレベル5デスが通用するのでこれでもOK。最終手段としては物理攻撃能力値は低いので調合の耐性貫通バーサクという手もある。GBA版までなら混乱したキャラを吸い込ませることで誰もいないところにワームホールし続けるというバグがあるのでこれでも勝ちを確定できる。ただHPが20000位あるので倒すのにも時間がかかる。盗める物がエーテルまたはフレイルとショボいのでわざわざ盗まなくてもいいかも。初見時?バタバタ倒されながら治療してまた倒されるの繰り返しで何とか撃破したと思う。

アトモスはこういうブラックホールに外殻をつけたみたいな見た目。ちなみに前作FF4のラスボスがブラックホールという技を使うが、ただの全体化ディスペルだったりする。

ボス撃破後にアンテナの爆破には無事成功するが、行き場のなくなったエネルギーが膨張し爆発しそうになるため脱出する。しかしゼザは脱出できそうになく、ガラフは初めからそのことを知っていてこの作戦をとったのだろうとゼザに言う。しかしゼザは潜水艇で待て、必ず行く、約束だと言って交信を終了させる。その直後ゼザは、もちろん知っていたが、行かせるわけにいかなかった。新たな4戦士にエクスデス打倒を託す。またいつでも助けに行くさ……とひとり呟く。バッツはガラフに当て身を食らわせて先に飛竜に飛び乗って待っていたレナ達のところへ飛び降りた。飛竜に乗ってすぐにガラフは意識を取り戻し、最後の約束だから潜水艇で待とうという。その後バリアの塔は吹き飛んで潜水艇の前に場面は移る。そしてゼザを待つがやはり彼は帰ってこない……そのまま潜水艇で海に沈んだギードの祠に向かうことになる。ここらへんにはいくつか突っ込みどころがある。見たところ動力室までの距離はあまり長くなさそうなのにバッツたちと比べて時間がかかってるように思える点。これは動力室という重要な施設なのでかなり敵がいてそれを一人で全滅させたと考えればあまりおかしくない。もしくは地下動力室である程度以上の強さを持つ誰かが捨て石にならなければならないとわかっていて制圧完了のタイミングがを遅らせてガラフたちが万一にも死なないようにしたのかも。そもそももっと兵士を連れてくれば?という点は囮側の兵士を減らしすぎてはバレてしまう事と、潜水艇の乗員数に限りがあって不可能と推定。複数の潜水艇及びその母艦を建造・運用するほどの資源・金銭的余裕もなかったのだろう。飛竜でどうやって潜水艇まで行ったかは……まあ地上まで降りた後飛竜と別れて、壁か正面入り口をぶち抜いて潜水艇のところまでダッシュしたと思うしか。一番突っ込みたかったのは潜水艇をそのまま借りパクしてるバッツたちの行動。まあエクスデス打倒に必要と言えば必要なのだが……一度サーゲイト城に行ってゼザの訃報と事情ゆえ潜水艇を借り受けたいと伝えたほうがよかったのでは?特にゼザの訃報。その辺はテンポと容量の関係だろう。まあゼザは動力室に行くことが己の死に繋がるとわかっていたようなので、あらかじめ近衛兵か誰かにそれ以後の行動について色々と遺言を残した可能性もあるのだが。

次回は潜水艇による寄り道から……


脚注・考察

※1 青魔法「タイムスリップ」……老化睡眠を同時がけする。それぞれの異常魔法をかけるのと比べると命中率は変わらず消費MPはこちらのほうが高いが、アビリティ枠が1つで済むという利点はある。どちらか片方の耐性で無効化されてしまうのでやや使いにくい。

※2 パルチザン……店売り最強の槍。これより強いのは2,3種しかないので盗んでおくとお得。レア枠のみタイプなので時間をかければ必ず盗めるのも強み。

※3 青魔法「レベル2オールド」……レベルが2の倍数の敵を耐性無視で老化させる。反射はされる。老化の仕様上、SFC・PS版ではレベルを調整して他のレベル系魔法を当てるために使うくらいだが、GBA・旧スマホ版は弱体魔法として有用(ざっくり言うと魔法攻撃と素早さの弱体にしか使えなかったのが、物理攻撃も弱体化できるようになった)。

※4 調合「ドラゴンアーマー」……リフレク以外にもプロテスとシェルもかかる。青魔法で全体化版があるが習得はもっと先。リフレクが邪魔なら亀の甲羅2つにすればいい。資料を見て初めて知ったが、GBA版までは(珍しい)リフレク状態にならないモンスターに無理やりリフレクをかけられる手段……それによるメリットはたぶんないが。旧スマホ版以降はリジェネも付与されるようになった。

※5 リフレクトリング……装備者を常にリフレク状態にする。戦闘不能でも解除されないのでレイズなども跳ね返して蘇生できなくしてしまう。フェニックスの尾などで蘇生しよう。旧スマホ版以降ではこの仕様はなくなった。ちなみに売却額は1万ギル。

※6 ブラッドソード……HP吸収攻撃を繰り出す騎士剣(攻略本などでの呼称で正式には剣)。この時点では攻撃力自体は非常に高く、魔力+5は作中武器トップの補正値ではある。しかし命中率が25%と低く、攻撃が魔法扱いなので魔力や魔法防御・魔法回避・レベルから算出され(ただし暗闇や小人、後列による低下はない)、魔法剣・両手持ち・投げるでは使えず、ためる・剣の舞による威力の増幅ができない、と癖が強すぎる。狙う・乱れうちなら命中率の問題は無視でき、特に乱れうちなら防御無視こそできなくなるもののデメリットである威力半減が無くなるので相手を選べば強力。なお、敵のカウンター自体は物理攻撃をした時の挙動と同じになる点は注意。眠りなどを解除しない性質やリフレクに反射されるかどうかといった魔法扱いの挙動がハードごとに違うあたりわかりにくい武器。ともかく騎士剣の装備・必中攻撃・魔力強化と十全に運用するためには必要なものが多いためすっぴんなどでしか最大戦力は出せないだろう。まあ攻撃力だけ活かすならゴブリンパンチでいいが。

※7 きんのかみかざり……防御性能は物理系皆無・魔法系最低と役立たずもいいところだが、戦闘中の消費MPを半減するという特殊効果の1点がこいつを最終装備候補に押し上げている。なお、ボスのレア枠を含めても3つしか手に入らないため、全員が消費MP半減状態になることはない。それとMP消費武器のMP消費は変動しない。

※8 アトミックレイ……炎属性の全体攻撃でレイの名の通りメンバーそれぞれに赤い光線が放たれる。リフレクで反射可能だが威力が高く、この時点のパーティーでは1発貰っただけで半壊しかねない。全体に4、500くらいは食らったような気がするので……。

※9 青魔法「レベル3フレア」……黒魔法「フレア」をレベルが3の倍数の敵全員にかける。威力・無属性・魔法防御力無視・リフレク可能な点は黒魔法と一緒だが消費MPは半分以下で対象全員にかけられるのがメリット。調合のレベル上昇系と組み合わせれば、元がどんなレベルの敵でも3の倍数にできる。スマホ版ならシェルも貫通できる。

資料

記憶があやふやな点、未プレイのハードでの内容などの部分を書くのに次のサイトを参考にしてます。(アドレスは頭のh抜いてます。)

・ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki(ttps://wikiwiki.jp/ffdic/)

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移り気な人

その名の如く趣味の対象が安定せず、新しい事を始めても長続きしにくいです。投稿は長続きさせたい…… 趣味:web閲覧・読書・ゲーム・アニメ……要するに『お話』を見る事 現在のマイブーム:スパロボ系(PS2、PSP、vitaのソフトのみ所持)

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