雑記・ゲーム編・その2(第19回) ファイナルファンタジー5

※ ネタバレを含みます。長いため複数回に分割していて、これは19回目です。


前回はムーアの大森林でした。今回はエクスデス城です。

エクスデス城

エクスデス城に入ると兵士が倒れている。実はバリアの塔クリア後からここにいたのだ。このように行く必要はなくてもちゃんとストーリーに合わせた変化があったりする。前は通れなかった扉から上の階へ向かう。3階の行き止まり広間から引き返そうとするとイベントが起きる。これは幻影だとクルルは見抜きそれを打ち破るためにガラフの力を借りようとするクルルだが、当のガラフの魂は自分だけでは力不足だと思ったのかケルガーに事情を伝え彼の命の力を使って幻影を打ち破ることに成功する。ケルガーもストーリーに合わせゼザやガラフの死後に会うとセリフがしっかり変わっている。そして真の姿は生物的でぶっちゃけキモい。このイベント後は1階の回復の泉は使えなくなり、出現する敵も変更される。

こういう心臓が動いてるっぽい見た目の壁とかもある。

変化後は特徴的な魔物が多く、ブラインドウルフは常時暗闇状態でこちらも暗闇状態にしてこようとするうえ戦利品も暗闇治療アイテムだし、アレイジはファイナルアタックでアレイズという昔のボスと同じ行動があり(なお混乱や操るでホワイトウインドを使えるので習得し損ねた人はオススメ)、リフレクドメイジはリフレクドナイト同様常時リフレク状態(リフレクトリングが盗める)。この辺やツインリザード、アダマンゴーレムは大したことはない。マジックドラゴンは3種の青魔法を使い物理攻撃もそこそこ強いので風・毒属性で仕留め、バンデルクアールは「ブラスター」を使ってくるうえ最後の1体になると使用確率が大きく上がるので炎属性で倒す。モータードライブは三色ドラゴン並みの物理攻撃力を持つうえ物理にカウンターをしてくるが、炎・ 冷気・雷が弱点で「ビーストキラー」が(通常枠はポーションなので難しいが)盗める。あんこくまどうしは普段はコンフュ・ドレイン・ストップ・スロウガと状態異常系がメインだが、最後の1体になるとデス・ブレイク・時空魔法「デジョン」と即死攻撃しか使わなくなるため危険。沈黙(すぐ治る)やミュート、リフレク(ドレインは貫通)で対処すること(ギルガメの時に書いた裁きの杖を外れ枠のポイズンロッドがあるとはいえ盗め、入手法がコイツしかない「ちからのつえ」も落とす)。バリアの塔の宝箱にいたレッドドラゴン・イエロードラゴンも出現し、新たにブルードラゴンも出現する。竜の牙を盗めたり落としたりはするが、はっきり言って危険。弱点はなく、ブレイズや「ふぶき」を使う。特に吹雪の威力は壊滅的で2発で全滅することもありうる。そしてコイツは3体セットで出現することがある……一見するとわかりにくい形で。一か所に固まっており、3体いるかはウィンドウの敵の数を見ないと分かりにくい……前作のFF4ではレッドドラゴンがこの出現パターンだった。なお、残り1体になると吹雪の使用率が上がるのでより危険。石化即死ストップの耐性こそないが魔法回避が高いのでまともに撃っても運ゲーになりかねない。冷気耐性を持たせて魔法剣ブレイクや調合即死で仕留めていくのが必勝パターン。後は7階のルーレット通路を壁の前で止めた時に出てくる敵くらいだが、よそで出現したモンスターと同名だが能力値が違い図鑑登録もできない。全体コンフュの使い手がいたりと危険なので注意。特筆する宝は4階の「アイスシールド」、6階の疾風の弓矢、7階の「アイスブランド」「こてつ」、10階のツインランサー、12階のパルチザンと色々ある。他には10階にはボス召喚獣がいる。このように宝は多いが仕掛けも多く、先述のルーレット通路やダメージ床、隠し通路にスイッチ、落とし穴とバリエーション豊か。隠し通路とスイッチはお宝の入手にのみ絡んでくるが、他はお宝と先へ進むの両方にかかわってくる。ダメージ床はレビテトか風水士のジョブ特性で無効化でき、落とし穴も風水士のジョブ特性で感知できる。隠し通路はシーフのジョブ特性でほぼ発見可能。残りは自分のプレイングで何とかする必要がある。

落とし穴はあえて落ちないと道が開けない場合も。後にもそういう仕掛けはある。

10階のボス召喚獣「カーバンクル」は人魂がバリア張ったような見た目のものを調べると戦闘になる。基本的にはリフレク状態で自分に魔法をかけて跳ね返して攻撃してくる。最初はラ系黒魔法だけだがHPを削るとバイオ・ストップ・コンフュを使うようになり、そこからさらに削るとデジョン・デス・ブレイクが来るようになる結構危険なボス。だが実は沈黙が通じるので魔法剣サイレスを当てればザコと化す……ただ回避率70%が壁になりやすいので必中する狙う・乱れうちを使うか回避率を一部無視して攻撃できる短剣で魔法剣を当てる必要がある。3回攻撃するとモードチェンジしてケアルラで自己回復して攻撃モードに戻る。このモードチェンジはHPを共有した別のモンスターと入れ替わる形。どちらのモードでもリフレクトリングが盗める。回復モードでは耐性や弱点なども変わっており全属性弱点・ほとんどの異常が有効(即死・バーサクのみ無効)・ボス特性消滅・能力値低下となっているので魔法剣ブレイク(属性弱点なのでガ系かバイオの魔法剣も可)で勝てる。なお、コイツの見た目はボス時と召喚時で大きく異なる。

カーバンクルはルビーの光でリフレく状態にするわけだが、なぜルビーなのだろうか……。石言葉とかは関係なさそうだが。

11階の宝箱を開けるとからっぽでその後画面上の階段を登ろうとするとギルガメッシュがコイツの中身は俺が持ってるぜと言い、戦闘になる。今回の攻撃は非常に多彩だが状態異常に偏っており、ダメージを受けるのは物理攻撃と割合ダメージ・瀕死化攻撃くらいなので面倒なだけである。ハードにもよるがゴーレムならほぼ完封できる。ある程度HPを削るとイベントが始まり「こうして……おまえらと やりあうのも 4度目になるのか……」「なんか うれしいぜ!」「ところで…… あの元気のいいじいさんは……」クルル「エクスデスと……」「……そうか……」「……………………」「よし ここからは 本気で戦わしてもらうぜ!」「ギルガメッシュチェーンジ!」というやり取りの後、8本腕の姿に変身する。その後「エクスカリバーとやらのパワー ためさせてもらうぜ!!」と切りつけてくるのだが大したダメージは受けない。その後何度か切りつけるもやはりロクなダメージは出ず、「最強の剣じゃないのかー!!」と悲鳴を上げる羽目に。その直後にエクスデスに「ギルガメッシュ!」「役にたたぬやつめ! 次元のはざまへ 行くがいい!」と処刑宣言を食らい「そ そんな! それだけは かんべんを!」と必死で謝罪するが無駄。デジョンを食らい「あーれー!!」という断末魔と共に次元のはざま送りになってこのバトルは終了する。そして伝説の剣の真相としてパチモンの「エクスカリパー」を残すギルガメッシュだった……。なお、変身後は「げんじのかぶと」が盗める。さらに、このギルガメッシュは宝箱を開けなければ戦闘にならない。しかし戦闘せずに、もしくは戦闘中に無理やりに撃破して進めると後々に少々変更点が生まれる。自分のようなコレクター気質な人は源氏の兜を盗んで次元のはざま送りにするのがベスト。

源氏装備はギルガメッシュから盗むしかないわけだが、タイミング的にメッセージを遮ってストーリーが台無しっぽくなることも。

さらに奥に進んでエクスデスと対峙すると、彼の現時点での目的は世界をもとの形に戻すことだと告げる。エクスデスの邪悪な世界を阻止しようとするバッツたち。エクスデスはそうではないが分からないのか……だが邪魔はさせんと襲い掛かってくる。ボス「エクスデス」は強敵。今までのボスの2倍くらいはHPがあり、聖属性という弱点はあるが突きにくく(調合・放つ・光の杖くらい?)、状態異常もスロウくらいしか効かないが高い魔法回避でロクに当たらない。しかもエクスデスは2種類のカウンターを持ち、片方がスロウ・スロウガに対して自分にヘイストをかけるというもの。つまり逆効果。もう片方のカウンターはたたかうに対し3割程度でディスペルを使って補助効果を打ち消してくる。こちらは的確に補助のかかっているキャラを狙ってくる。行動内容はローテーションで各順番ごとに設定された候補の中からいずれかの行動をランダムで取るようになっている。そのローテーションもHPを半分くらい削ると別のものに入れ替わる。初期のローテーションは10行動で1周し、半減後は6行動で1周する。なお半減後は1度順番が回るたびに2回行動するため、順番の来る回数でいえば3回で1周となる。初期の使用技は青魔法「しのせんこく」「じばてんかん」真空波「じゅうりょく100」、グラビデ、アースシェイカー、炎、ハリケーン、ゾンビブレス、バイオ、レベル3フレアといったラインナップ。これらは使用の早い順番に並べているが、個人的には一番対策ができないゾンビブレスを瀕死化のハリケーンの直後に使うのが厄介……だがターンが遅めなのが救い。さっさとHPを減らせば使用されずに行動パターン変化まで持って行ける。HP半減後はガ系黒魔法と真空波のみと対策しやすくはなるが、行動回数が増えているので対策が甘いと相変わらず危険。正攻法なら補助と回復を切らさず装備で炎・冷気・雷属性を対策してカウンターディスペルの来ない方法で攻めるという形だろう。テクニカルかつ強力な攻め方ではカーバンクルで全員にリフレクをかけてからの属性強化装備+ガ系魔法を味方全員がけ(通称:デルタアタック……由来はFF4のボスのセリフと行動パターン)。分かりやすい穴はないが、色々仕様の裏を突いた方法などは通じるが、ハードによって差がある。例えばカウンターヘイストはスロウ系魔法をかけずにスロウにすればいいので放つ:ロックガーターなどならスロウ状態にできる。偶数レベルなのでレベル2オールドからのレベル5デスで瞬殺可能(PR版でレベル2オールドの方のみ耐性が付いたが、レベル5デスには耐性がないのでレベル上げ調合とのコンボはレベルカンストさせれば可能)だが、GBA版以前ではオールドのオーバーフローバグによってエクスデスの火力が増大するのでミスると危険。炎・稲妻などの最大HP割合ダメージ系の放つが効くので4人で放てば瞬殺可能(最初の方で書いたが旧スマホ版ではこの手の技が魔法回避率で回避できるように仕様変更があった……よって魔法回避の高い相手には通用しない)……もっともこの戦法は相手の最大HPが39996以下で使う攻撃の属性に耐性がなければ誰にでも効いてしまうのだが。乱れうちやツインランサー装備時のたたかう(SFC版)はディスペルカウンターが来なかったが旧スマホ版以降は来るようになっている。なおジャンプ・狙う・ぶんどる等はカウンターが来ない。調合による耐性貫通バーサクという禁じ手もあるが魔道士なのに普通に物理も強いので対策なしではあまり意味はないかもしれない。また仕様だけではなくエクスデス自身も旧スマホ版以降は解除不能のリジェネがかかっているという強化もある。ちなみに通常枠はエリクサー、レア枠は裁きの杖が盗める。初見時は(行動パターンなどが分からないので)全滅後に防御面の対策をして後は力押しで苦労して倒したと思う。苦労して見事にエクスデスを倒してもクリスタルは砕け散ってしまう……。

本来の予定ではHP減少でメテオも使う予定だったようだが、プログラムミスでなくなったらしい。移植版で修正されない辺りないのが仕様になったらいしい。

次回は撃破後から……


脚注・考察

※1 エクスデス城の変化……ジェイルベアとタランチュラは3階でのイベントまでに倒さないと図鑑登録できなくなるので注意。回復の泉が使えなくなる理由は、回復の泉がほかの液体ににつぶされたからか、それとも泉の真実を目にしてプラシーボ効果を発揮できなくなったからかどちらだろうか……(後者はとあるゲームであったネタ)。

※2 アダマンゴーレム……飛空艇の強化や隕石のエネルギー補充に使う鉱石(アダマンタイト)でできているという割には弱い。エネルギーを出し切ったアダマンタイトで作ったとか、見た目だけ似た石で作ったとか、そういった理由がありそうな気がする。なお別ダンジョンでの登場時には石化が効くようになっているため、石であるということを放棄したのかと思いきや、金の針による暗黒回帰は可能。一体どういうことなのか……?

※3 ブラスター……単体に麻痺または即死の効果と危険な技。両方に耐性を持つ装備はないので組み合わせで防ぐか、リフレクでも防げる。

※4 ビーストキラー……獣系の防御力無視かつダメージ二倍の鞭。鞭の基本効果である確率麻痺もある。この時期に手に入る他種の武器より10位攻撃力が高いというメリットもある。

※5 時空魔法「デジョン」……即死攻撃だが必要な耐性は即死ではなくボス特性。命中率は低め。以前の作品では移動中に使うと(作品ごとに違う)特定の階数フロアを戻る効果があった。あとは当分の間ただの即死魔法だが、MMOの11や14では移動専用魔法。

※6 ちからのつえ……攻撃力0で力+5という用途のほとんどない能力値の杖。殴った相手に超高確率でバーサクがかかる効果の方がメイン。調合や白魔法があればそちらでも代用は効くが。なお保有している攻略本にはバーサクの記載はなかったので入手を狙ったことはない。

※7 ふぶき……冷気属性の全体攻撃。アトミックレイの属性違いかと思いきや、リフレクが効かず設定されてる技攻撃力も2倍はある。ただし、使用者の魔力の差によってこの時点ではアトミックレイとの差は小さい気が。

※8 アイスシールド……炎属性の代わりに冷気属性を吸収する以外はフレイムシールドと同性能。使える。ただしGBA版では限定的なフリーズバグがあるので注意。エンディングもしくは追加アビリティで発生する。

※9 アイスブランド……冷気属性の騎士剣。フレイムタンより僅かに攻撃力が高い。ギルガメ相手にどうぞ。アイスシールドと組み合わせれば、味方を殴って回復できる。これはフレイムタンとフレイムシールドでも同様。

※10 こてつ……非売品の刀「虎徹」。刀の特徴であるクリティカル以外に特筆するところはない。

※11 召喚獣「カーバンクル」……召喚時の効果は味方全体にリフレク。実は古いリフレクを上書きするらしい。ボス時は獰猛な獣といった見た目だが、召喚時は小動物といった感じ。緑色の体毛と額のルビーは共通している。ボス時の見た目は黒歴史にでもなったのか、以後のシリーズでは小動物の見た目が多い。なお、それ以上の黒歴史として、前々作には一つ目のモンスターにカーバンクルの名がついていた。

※12 エクスカリパー…………攻撃力100と一見して非常に強力だが、その実1ダメージしか与えられないという呪いのような効果がある。これで2桁ダメージ出せるだけギルガメッシュはすごかったのだ……。実は回避率分身白刃取り盾といったあらゆる回避を無視して命中する特性があるので、(混乱などを治せなくなった旧スマホ版以外では)分身を消さずに混乱や睡眠を治したり・歌を中断させたりできる。なおPR版だと分身は消える。この使い方ができる武器はほかに(対象にリフレクがかかってると使いにくいが)癒しの杖くらいだろう。なお剣だが魔法剣は不可。

※13 げんじのかぶと…………呪い装備とGBA版追加装備を除けば最強の兜。小人化と混乱に耐性がある。他の兜よりやや重い。

※14 青魔法「しのせんこく」…………30カウント後に戦闘不能になる。リフレクを貫通するうえ必中。防御手段はボス特性のみ。なおカウント数はヘイスト状態で半減、スロウ状態で倍増する。この仕様とディスペルを組みあわせて繰り返せば延命できたり寿命を縮めたりできる……実用性は低いが。ちなみに死の宣告で倒した敵からは経験値とドロップアイテムが消失する。

※15 じばてんかん…………全員の前列後列を入れ替える。魔法回避率で回避できるが、逆にそれが面倒に感じることも。

※16 しんくうは…………単体物理攻撃というシンプルな技だが火力がやばく、この時点では4桁のダメージも普通に出すので非常に危険。プロテスやゴーレムなどで対策しよう。

※17 じゅうりょく100…………全員のレビテトを解除する。基本地震系の使い手が自分の地震を回避されないために使う技だが、この技自体がリフレクで回避できてしまう。

資料

記憶があやふやな点、未プレイのハードでの内容などの部分を書くのに次のサイトを参考にしてます。(アドレスは頭のh抜いてます。)

・ファイナルファンタジー用語辞典 Wiki(ttps://wikiwiki.jp/ffdic/)

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移り気な人

その名の如く趣味の対象が安定せず、新しい事を始めても長続きしにくいです。投稿は長続きさせたい…… 趣味:web閲覧・読書・ゲーム・アニメ……要するに『お話』を見る事 現在のマイブーム:スパロボ系(PS2、PSP、vitaのソフトのみ所持)

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