親子でほのぼのハンドメイド4-2

イケてるモリの美女(自称)と眠れぬ母の事情
クリームアートの沼
―瑞々しさも、やわらかさも、私たちはずいぶん失ってしまったけど。          
        あなたの強さは、艶やかな光の一片となって輝いていました

見てくださって、ありがとうございます。もちだ ちよ子です。
不器用を煮詰めたような私(ちよ子)が、クリエイティブすぎる7歳の娘(くるみ)とハンドメイドしました。
不出来さも幼さも、成長の過程としてお楽しみくださればうれしいです。

毎日毎日クリームアートを生産する娘をよそに、日常生活は容赦なく我々を追い立ててきます。時間になればお腹はすくし、洗濯物は毎日出るし、行かなければいけない所、しなければいけないこともそれなりに。

しかし、娘。夜遅くまでがっつりアートに取り組んだあげく、お風呂上りには丁寧に髪を梳かし、コットンに取った化粧水を顔にパタパタ。そのあと顔とデコルテを丁寧にマッサージ。どんなに忙しくても、美容に割く時間は惜しくないそうです。でもどれか省略できんかね、私ゃ眠い。

ちよ子 「化粧水、乾燥してる時だけにしたら?毎日はいらんでしょうよ。」
くるみ 「ママは毎日何か塗ったほうがいいよ。シボンシボンになってるよ。」
ちよ子 「自分のことは後回しオブ後回しなんだよ。
     しおれてからが人生だ。
     それにしても、シボンシボンって、いいね。フランス語みたい。」
くるみ 「そんなのんきなこと言って、知らないからね。
     ママのことは嫌いじゃないけど、
     わたしが目指すのは、もう少しキレイ目の大人なんだよね。」
ちよ子 「うわあ。」
くるみ 「シボンシボンと言えば、クリームアートのクリームも、
     シボンシボンになってるんだよね。」

確認しました。
制作から一週間程度で、水分が飛んで、クリームのかさが減っています。
クリーム状のものとゼリー状のものを比べると、ゼリー状の方が、よりかさが減っている印象です。
どちらのタイプも、水分が抜けた分強度が増し、ゼリー状のものは特にですが、艶感というか、煌めきが増しているようです。

くるみ 「こうなることを踏まえて、もりっもりに盛れということだね。」
ちよ子 「確かに。クリームが余ってギリギリまで盛り付けた個体は、
     逆にクリームが落ち着いて、収まりが良く見えるね。」

しかしどうしましょう。クリーム代も、それなりに見栄え良く盛大に使っていくとなると、ただ事ではありません。お米も野菜も、何なら小麦粉すら値上がりしているというのに、これ以上どうしろと…

くるみ      「わたしが美味しい節約ご飯作ってあげるから、心配しないで。」

そう言いつつ、ちょっと良い材料だのちょっと美味しいプリンだのちょっと素敵な化粧水だのリップクリームだのを買いたがる娘。

いや、しゃあない。分かったような口を利いても、小学生。好きで貧乏家庭に生まれたわけでもないのに、健気に節約を意識するだけ良しとせねばなりますまい。

当分、夕方以降にスーパーに行こう。赤札狩りのおチヨが暗躍させてもらうよ!!
(もちろん、お店やご迷惑にならない程度に節度を持って利用させていただきます)

クリーム乗せたばかりの写真。まだクリームに厚みを感じます。
マグロのパーツだと、お腹部分くらいまで盛っています。

一週間くらいでここまでペタッとしてしまいました。
クリームが中まで乾燥する目安が1週間前後なので、多分完全に近く乾いたものと思われます。
煌めきが素敵です。うちではもっとボリュームも欲しかったので、重ねて盛りました。
第二弾も乾くと、波のような光が出来てますます素敵になります。

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もちだ ちよ子

育児中にADHD発覚(とはいえ、自身が小さい頃から何かと困ってはいました)。現在、娘、夫と三人暮らし。特性のせいかバタバタすることが多いけれど、楽しく生活しています。

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