第4話 先輩と後輩
登場人物
(サエキ リョウ)
佐伯 陵
(サリノ ユナ)
紗理野 由菜
(クリエ リカ)
栗絵 梨香
(ユフエノ ナナ)
由布江野 奈々
(トヨシマ ハヤト)
豊島 隼人
幼稚園の先生
(石田先生)
(野球部の監督)
解説
陵は相変わらず良い投球するね
少し休もうか?
そうだね
陵一つ聞いて良い?
いいけど何?
中学3年生時なぜ中学の部活ではなく
東横大付属に・・・つまり高校の
部活に来たの
神奈川県で一番強い高校じゃん
でも神奈川で一番強い高校が
神奈川の二番目に強い高校に
なったからかな
初めて話したね
それに、少なくても四つの
高校を倒さないといけない
陵どう言うこと、二強じゃないの
四強だよ、確かに神奈川と大阪と
愛知と和歌山と後
まだあるの?
梨香との勝負かな
まだ、仙野に入った訳ではないからな
そうだったね。仙野に入った訳ではないね
梨香さんと奈々さんの力が必要なんだ
隼人が鍵になるかな
隼人君が?
さぁー練習しよう
分かったわ
栗絵梨香さん、ここは立ち入り禁止だよ
ごめんなさい
梨香じゃない・・どうしてここに?
陵・・・話しを聞いて
由菜・・何球投げたっけ?
108球ぐらい
(108球だって)
120球は投げるんじゃなかったけ
由菜さんも聞いてほしいの
急ぎの用みたいだね
陵、今日は辞めようか
分かったわ
梨香さん何?
監督が2日で300球なげろと
2日で300球・・・どうする陵
いくら何でも陵でも300球は
それが仙野の入団テストの条件?
私達がまけたら?
神奈川に帰ってもらうと監督が
私は良いよ
やっぱりそう来ると思った
そう言う訳
そういう訳ではないわ
1日目は隼人と対戦して
150球のうち50球ヒットに
されたら・・・
そこで神奈川に帰れと
そう
2日目は
私と奈々と由菜さんと陵と
仙野打線と勝負して
150球のうち由菜さんと
陵が負けたら・・・
神奈川に帰れと
そう、私ちょっと力ぬくから
それは駄目だよ、梨香さん
私達はそれでいいよ
梨香、中学の決勝で何球投げたっけ
165球だけど
良く投げたじゃん
だったら本気で投げて
でも、陵
梨香、過去の自分に勝って、だから本気で投げて
私も2日300球は3回ほど投げたことがあるから
本当にいいの
梨香、本当にいいのじゃない、本気で投げないと
私と由菜は神奈川に帰るから
梨香さん、陵は梨香さんと奈々さんの力を借りたいんだよ
どう言うこと
全国には良いピッチャーや内野手や外野や
スラッガーいる・・・だから陵は梨香さんや奈々さん
隼人さんの力を借りなければ甲子園の優勝はないと陵も私も思っている
そう言うこと、全国にはいろいろいい選手がそろってるからね
負けたら陵と由菜さんはどうするの
梨香言うわせてもらう、梨香に負けるほど弱くないよ
私たちは
分かったわ
私達も本気でいきます
陵・・・・恨みっこなしだよ
いいよ私は
交渉成立だね、梨香さん隼人さんにも言って下さい
本気でバットを振ってねと
分かったわ
隼人にも奈々にも本気でやるように言っておくよ
でも、普段は普通にしゃべっていいと思けど梨香はどう思う
私もそう思うは奈々と隼人に言っておくよ
じゃ~帰ろうか
そうだね
梨香送っていくよ
陵と由菜さんありがとう
先生ありがとうございます
ありがとうございます
二人とも明日も来るの
来るとも
二人が来ると幼稚園も掃除してもらってピカピカだね
栗絵梨香さん、無断で幼稚園に入るのはダメですよ!
今日は特別ですよ!
ごめんなさい、気を付けます
梨香を家まで送っていった
由菜・・・ちょっと聞いていい
なに
由菜の妹って何しているの
妹は野球をやっているわ、ポジションはピッチャー
陵と同じよ・・・・そして、発達障害を持っているわ
悪いことを聞いたね・・・・ごめん
いいのよ
私と同じ
陵とちょっと違う障害よ
陵は知的障害じゃない、でも、同じようなものかな
でも妹は手がかかったけど教えればできる子だね
妹さんは何歳
陵と同じ年よ
え・・・どこの学校
東横付属高校
でも、私がいた時いなかったじゃない
陵が仙台に行くって言うから
まさか、隠し玉
そう・・・でも楽しみが私には
一つ増えたわ
神奈川の高校野球大会も楽しみ
家についたわ
そんなことより、明日から特訓よ
分かってる
良く食べて、お風呂に入って、良く寝て
明日から特訓よ(私の健康診断)だから
陵、先輩から3日間10時に寝ること
え〜早くない
先輩命令よ明日6時学校に行くよ
それも走ってね
明日からねバケツ持って叩き起こすよ
覚悟してね、陵さん
分かったよ、由菜先輩
よーし約束決まり
地獄が始まる
地獄ってなに言ってんの、あの時を思いだすんだ
低血圧なのに
とそんなの走れば治る
夕食をたべるよ
(ここ私の家なのに、仕切られてる・・とほほ)
朝5時
ぴぴぴぴぴ・・・・・・・・・・―――――――――!
じりじりじりじりじりじり・・・・・・・・・――――――――!
なになに・・・まだ朝5時じゃない
陵・起きなさい!
由菜・まだ朝5時じゃない
何言ってるの6時に家を出て学校に走って行くよ!
低血圧だから車で乗せられて行くからいいよ
低血圧そんなの走れば治る
先輩の言うことが聞けないの分かったわ
今、水をバケツの中に入れてかけるから待っていなさい!
分かったわ、起きますよ
分れば良い、10分以内に起きなさい!
寝た場合はバケツに水を入れてかけに行くから
ここは私の家なのになんで仕切られるの
なるほど、妹に似てるかも
由菜ちゃん大丈夫?
任せて下さい、大丈夫です
お願いね
はい・・明日から寝てて大丈夫です
ありがとう、由奈ちゃん
陵の事は私には任せて下さい
陵の事は余り怒らないで下さい
分かったわ、お願いね
・・・・・・・・・・
朝食ができた
おはよー由菜
遅いぞお寝坊さん
えーこれ由菜が作ったの
そうよさぁー食べよう
私が作ったのだから
皿洗い手伝ってね
え〜私何も出来ないよ
大丈夫私が教えるから
分かった?
いただきます
(まいっか・・・)
食べた食べた、由菜が料理出来るとは
知らなかったよ
さてと、用意しようかな
待って、さっき手伝って言ったよね
逃げようとしてもだめだよ
え〜そんな事言ったけ
こっちに来て・・ふきんを持って
私が洗うから陵は拭く分かった・・・
もう1回聞くわ
分かった?
分かったよ・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・疲れた
なに拭くのに疲れるの!
さぁー着替えて用意して
学校行くよ10分以内だから!
はいはい
(何で自分の家になのにしきられるの?)
そして2人とも用意が出来た
さてと用意も出来たし学校まで走るよ
え〜・・・・・?
え〜じゃない!
分かったよ
2人が走った
陵本当に低血圧なの陵の方が走るのが早いのに
そうだよ
15分後、走る差が同じになり
(にらんだどうり血圧が上がってきたな)
そして昼食は陵と由菜と梨香と奈々と隼人で食べた
盛り上がった
なるほど、仲がいいな(佐伯と沙理野はこの野球部に必要だな合格だ)
由陵と由菜先輩は練習しないのか
私たちは別なところで練習するから
私たちは今の所はマネジャーだから秘密の特訓だよ
陵と由菜は150球は投げた
そして朝
・・・・・・・・・!
陵・・・・
おはよう由菜
どう言う風の吹き回し、やけに早いじゃない?
今日は私がお皿を洗うわ
分かったわ
明日はお皿と布巾で吹くのを頼むよ
了解
(妹より賢いかも)
そして、用意ができ今日も走った
徐々に由奈は陵の力を引き出していった
2日目も昼食を皆で食べているところを
石田先生は見ていた
陵と由奈 梨香と奈々の特訓は2日目が経ち
3日目・朝5時
陵今日も早いのね
今日は隼人との対決の日だよ
そうだね
そして、朝食を二人は食べ
今日は私が茶碗と布巾で拭く日だよ
そうだね
(3日でここまでこなすとは妹と同じじゃない)
今日は土曜日と日曜日と試験ですよ
さてと、行きますか
行きますか
第5話に続く