恵方巻の由来と歴史

今年も、節分の時期がやってまいりました!ということで、

恵方巻について少し調べてみようと思います。

今年の節分は、2月2日です。

本来ならば、2月3日が節分なのに、どうして2日なんだろう?と調べてみた所、節分は本来、四季を分ける節目の事。このうち、春を表す「立春」の前日の節分は恵方巻(えほうまき)を食べたりと特になじみ深いと思います。

立春は、ここしばらく2月4日だったけど、今年は1日早まるため、節分も2月2日になります。

なぜ1日早まるかというと、地球が太陽を1周する時間が365日ぴったりではなく、6時間弱長く、そのため、毎年少しずつずれていき、立春も2月3日になったり、4日になったりするんだそうです。太陽の位置は4年で24時間分ほどずれるので、うるう年として2月29日を作って解消しています。ところが、このままだと4年で約45分、400年で3日ほど増やしすぎてしまう。そのため、うるう年を400年で3回減らすことにしたそうです。100で割れる年はうるう年にはせず、400でわれる年をうるう年のままにすることで結果、2000年のような400で割り切れる年の前後の世紀は、節分などの日にちがずれやすいのだそうです。

節分と言えば、「豆まき」と「恵方巻」ですよね⁉

「恵方巻」は、黙って1本食べきると「幸福」になる。という説がありますが、恵方巻の発祥・歴史を調べてみました。

【恵方巻とは】

恵方巻とは、節分の日に食べる巻き寿司の事です。

その年の恵方(決まった方角)に向かって、黙々と食べるのが作法とされています。

恵方巻には、七福神にあやかって、7種類の具材を巻き込むのが一般的です。「長生きできるように」という意味を持つかんぴょうや「金運」を意味する伊達巻など、特別な意味を持つ具材が入ります。

【柄恵方とは】

恵方とは、その「徳神(とくじん)」という神様がいる方角の事。

恵方は年ごとに変り、「その方角を向いて、さまざまなことを行うと、万事うまくいきやすいという言い伝えがあり、初めてのことを行うときや、初詣の際も、恵方を参考にしたそうです。

恵方巻のルール

恵方巻を食べる際は、よそ見をせずその年の恵方を向き続ける、というルールがあります。

神様にお願いをしながら、黙って食べましょう。

途中で食べるのをやめず、一気に食べきることも大事です。一本丸ごとを黙って食べるのは、途中で誰かと話したり、食べるのをやめてしまうと、福運が逃げるとされているからです。

御利益を得るためにも、これらの作法を意識して食べてみてください。

節分の日の恵方巻の由来・ルーツは?

節分に恵方巻を食べるという風習はいつ頃生まれたのでしょうか?実は、恵方巻の起源・発祥にはさまざまな説があり、ハッキリとしたことはわかっていません。恵方巻のルーツ・由来について、有名な説をいくつかピックアップします。

◎江戸時代の歴史が背景とする説

恵方巻の由来・ルーツは様々な業界から諸説出ています。古い時期にまつわる「戦国時代の武将が、節分の日に巻き寿司を丸かぶりして出陣したところ、戦に勝利した」というものがあります。

また、「江戸時代中期頃、節分の時期に、香の物(漬物)入りの巻き寿司を切らずに食べて縁を担いだ」とする説もあります。いずれもスーパーのチラシや聞き取りが出処で、真真偽のほどは定かではありません。

花街の遊びから始まったとする説

主要な説の一つに「花街の遊びが恵方巻の起源」とするものがあります。明確な時期は定かではありませんが、大阪の船場(せんば)に暮らす人々は当時、芸子と巻き寿司を使った遊びをしていたそうです。その文化が次第に人々に浸透していったのではないか・・・という推測に基づく説です。

江戸時代~明治時代に「幸運を願って食べた」とする説

江戸時代後期~明治時代初期にかけて、商売繁盛・無病息災・家内円満などを願って食べたのが恵方巻の起源

とする説もあります。

大阪の商業組合が商品のPRのために作った広告から生まれたとされています。広告には「絵方を向いて無言で丸かぶりすると幸運に恵まれる」といったことが書かれていて、まさに現在の恵方巻のイメージを表す内容です。

恵方巻のルーツ・由来に複数の説があるように「恵方巻を誰がはやらせ、広めたのか」という話についても諸説存在します。今のところ「この説が正しい」といったものはありませんが、主要な2つの説をご紹介します。

寿司、海苔業界が普及した説

前述の通り今日の恵方巻のイメージを作ったのは「商業組合が発行した宣伝広告」という説が有力です。

1930年代には、海苔・厚焼きの組合が、恵方巻の由来・ルーツを示すチラシを作っていたそう。そこに記載された「昔からの言い伝え」が次第に恵方巻のイメージとして広まってったといわれています。

セブンイレブンが流行りを作った説

もう一つ有力とされている説が「セブンイレブンが流行りを作った」説

1989年にセブンイレブンで節分に太巻きを売り出したのがきっかけ、とする説です。

その際に「恵方巻」という名前をつけ販売をスタートしました。それをきっかけとして知名度はだんだんと上がり、1998年には全国展開を開始。その後、コンビニだけではなく、スーパーやデパートでも、恵方巻が販売されるようになりました。

恵方巻、巻き寿司は別物なのか・・・。

どちらも、巻き寿司の一種です。恵方巻は前述の通り、「節分に食べる巻き寿司」やその行事そのものを指す言葉で、太巻きは一般的に、「複数の具材が入った通常より太い巻き寿司の事」を指します。

つまり、巻き寿司が『具材をまいた寿司の総称』で、その中に「太巻き」「恵方巻」という種類があるということで、太巻き・恵方巻は、巻き寿司の別名と言えます。

結局のところ、由来やルーツについて、本当のことは分からずじまいでしたが、チラシや広告を見て広行った行ったんだなとんだなと思いました。バレンタインのチョコ文化も、同じような説だったと思います。またの機会に調べてみるかもしれません。

(参考サイト)

https://web.hh-online.jp/hankyu-food/blog/lifestyle/detail/001259.html

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まるーさ

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