おいしいけれど気の毒な「フォアグラ」
皆様は、フォアグラはお好みですか。
筆者は、味は好きなのですが、道徳的にどうかと思って、最近は食するのを控えております。
フォアグラ
フォアグラを作るには、ガバージュといって、鳥に無理やり餌を食べさせて肝臓を太らせる工程があり、その過程で半分のヒナが死亡してしまうそうです。
それを聞いてからは、気の毒で食するのを控えております。
フォアグラを「道徳的」に入手する手段についての考察
そういう事をするよりは、鳥の脳に外科手術をして、満腹中枢を操作し、自発的に食べるようにした方がいいのではないかな、と若いころなどには考えておりました。こちらも十分モラルハザードな手法とは思いますが、半分死ぬような事をするよりは、自発的に食べて太ってもらった方がまだましかな、と思っておりました。今は、強制給餌なしに太らせる農場もあるようです。
しかし、今は培養肉の手法なども確立しつつあるので、そのうち、「培養フォアグラ」が出るのも時間の問題なのではないかと考えております。欧米各地で、フォアグラ生産は禁止されておりますが、培養水槽での生産までは禁止しないと予想しております。
日本版「フォアグラ」?のあん肝
日本人の場合、もっと健康的に、自発的に生物が食して太った肝臓、「あん肝」を食べることもできます。
これは、深海魚であるアンコウの肝臓で、食べ物が少ない深海に生息している為、食べられるときに食べ、徹底的に栄養分を吸収して肝臓に蓄えているものです。
不幸にも筆者は鮮度の悪い缶詰しか食したことがございませんが、鮮度がいいものならおいしいと思います。
こちらを欧州に輸出し、新たな欧州料理として提案しても面白いのではないかと思います。
フォアグラについて
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%95%E3%82%A9%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%A9
あん肝について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%82%E3%82%93%E3%81%8D%E3%82%82