高齢者には重たいフライパンや鍋
皆様は、今まで使っていた鍋やフライパンが重く感じるようになった、というようなことは御座いますか。
フライパンの画像
筆者の家人は、昨今高齢化して筋肉が衰えてきたようで、
フッ素樹脂加工のフライパンも重たがるようになりました。
また、フライパンの柄に手が引っかかるようになったので、
取っ手のとれるタイプを愛用するようになりました。
調理器具製造各社の研究室の事情についての推測
私が知っている限りでは、日本の調理器具各社は、おいしい料理ができる機能性の追及には熱心なようですが、
高齢者の使い勝手が良い調理器具というものの研究はあまりなされていないように思います。
というのも、おそらく調理器具の研究開発部のご担当者様は、
まだお若く、男女関係なくほかの人より力が強い研究者のお方が多いからではないか、と筆者は推測しております。
理系の研究者というのは、少なくとも両手で30キロを持って歩く事ができないと務めるのが難しいという事情がありますので、腕力が弱く、また、年齢を重ねると視野が狭くなってフライパンや鍋の柄を見逃しがちになる、というところまで考えがなかなか思い至らないのではないかと思います。力が強い人は、なかなか自分よりも数分の1の力しか持たない人の状況を推測するのは難しいものです。
この状況の解決についてのご提案
筆者は、こういった高齢者の調理器具の不便を解決するためには、調理器具製造各社が高齢者のモニターを募集し、使い勝手に忌憚のない意見をいただいて製品に反映させれば、さらに人気があり、使いやすい製品を作れるのではないかと思います。
私が聞いた話では、アジア某国の僻地の鍛冶屋様は、女性や老人が使いやすいように軽い鍋を作る工夫をしている、と聞いたことがあります。日本の大手の会社にできないことではないと思うので、ぜひ、老人にとって十分に軽くて取っ手の取り外しができるフライパンや鍋などの調理器具をこれから開発して生産していただきたいと思います。