迷信のため乱獲された「アユカケ」
皆様は、「アユカケ」という魚をご存じでしょうか。
アユカケの画像
なかなか美味な魚という評判なのですが、
これが一部地域で天然記念物になっている上に、絶滅危惧種でもあるので、気楽にとったり釣ったりして食べられる魚ではありません。
デマの流布による乱獲で減少
何故そんな事態に至ってしまっているかというと、昔はこの魚の黒焼きが「がんの特効薬」という迷信というか、デマが流布していたため、ずいぶん漁獲されて数を減らしてしまったそうです。
筆者としては、まず効果がないと思います。知人で、焼きすぎくらいの焦げた焼き魚が鉱物で、よく食べていた結果かどうかわかりませんが、ガンを発症し、平均寿命より早めにお亡くなりになったお方もおられたので、この事実から、アユカケの黒焼きの件はかなり怪しいと考えております。とはいえ、藁にも縋る思いの患者さまの家族が、漁獲して食べさせてしまったのでしょう。
時には恐ろしい迷信とデマの効果
迷信の力とは時には怖いもので、丙午年生まれの女性は夫になった男性の寿命を縮めるという迷信のせいで、結婚できなかった女性も過去には結構いた、という困った事態も起きたそうです。
ネット上でデマや誤情報があふれる現代社会でも、「現代の迷信」が出来上がって被害が発生している事例もあるので、情報はよくよく見極めて、自分が被害者を出す立場にならないように注意しなければいけない、と考えております。
「アユカケ」について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%83%A6%E3%82%AB%E3%82%B1