疲れる仕事の前の朝食に「アップルパイ」
筆者は数日前に読んだ本にて、「アメリカに入植したばかりの開拓者はアップルパイを朝食に食べて開墾をしていた」という文言を見つけました。
アップルパイの画像
確かに、ストレスが多く、体力を使うであろう開墾仕事の前に、甘くて美味しいアップルパイを食べるのはストレス軽減と体力をつけるために合理的と思いますが、折込パイ生地と煮込んだリンゴを使うのは大変だろうな、と考えておりますと、
アメリカ式のアップルパイは、折込式ではないパイ生地に、スパイスやメープルシロップなどを混ぜたものを直接入れて焼くだけ、という簡単なもので、朝食に焼くことも可能なレシピのようです。
朝から焼きたてのアップルパイを食して、いい事があったような気分で仕事をすると、能率も上がった事でしょう。
リンゴのない季節の「モックアップルパイ」
しかし、リンゴがない季節にはどうしたのだろうか、という疑問もわきました。
当時はリンゴを煮込んでプレザーブにして取っておくにも、瓶や壺などの保存容器も足りなかったのではないか、と考えて調べていると、「モックアップルパイ」という情報にたどり着きました。どんな果物でリンゴを代用しているのかと思って見ていると、なんとクラッカーをレモンシロップで煮込んでスパイスを加えたフィリングで、果物が入っていないレシピなのです。
しかし、食した人によると、結構おいしくて、アップルパイとは別カテゴリーのお菓子として成立するのでは、というような感想が書いてありました。
物がない時代の工夫の産物とはいえ、すごいことをするものだな、と思いました。
今度、話の種に時間がある時に作ってみようかと考えております。
アメリカ式アップルパイ
モックアップルパイ