週3日リハビリに通う私の現場レポ

以前も記事を書いたと思うのですが、私は、数年前に「くも膜下出血」と言う、脳の病気を経験しました。

今現在も、リハビリ療養中です。

どのようなことをしているのかなどを話していこうかなと思います。

くも膜下出血のリハビリテーションは、急性期、回復期、維持期と言う段階で進められます。

理学療法、作業療法、言語療法などの専門職が連携して、患者の能力回復と日常生活への復帰

を目指します。

      〈内容〉

【急性期】生命維持が優先され、ベッド上でのリハビリテーションが中心です。

機能が低下している部分の回復を目的として、日常生活の動作訓練を行う。

調べながら、自分が鮮明に覚えていない所を補填しながら憶えている事を書いて行きます。

後遺症の維持や悪化を防ぐためのリハビリテーションを行います。

リハビリは、術後次の日から始まります。

開頭手術を行っている為、目覚めた時は、身体の至る所にチューブが付いている状態でした。

点滴やら、酸素吸入やら、排尿の管も付いていました。

一番驚いたのが、腰まであった髪が、丸坊主になっている事でした。

意識が戻って、暫くは、見知らぬ天井と、自分の姿を見て、ただただ驚愕するだけでした。

意識が戻ってから、割とすぐから、「明日からリハビリだから」と言われ、眠りに就きました。

リハビリの初めは、ベッドでのリハビリでしたので、私は、麻痺があるので、ベッドから起き上がる訓練からでした。

左麻痺なので、まずは、仰向けから、右に寝返りを打って、ベッドの柵に掴まって、右のL字柵を使って、ベッドの淵に座ります。それを何回も繰り返し行いました。でも、病気になる前は当然ながら当たり前にやっていた動作ができない。右抜きになった時、左手が身体の後ろに落ちてしまう。麻痺側なので、自分で前にもって来ることができず、ナースコール!後ろに堕ちた腕が痛くて、何もできない。ナースコールのループでした。歩くこともできないので、おトイレにも行けないので、車椅子での移動でした。

【回復期】

急性期を脱し病態や血圧が安定してきた頃、症状に応じて様々なリハビリテーションが開始されます。基本的には、日常生活を行う上で必要な動作が行えるよう運動機能・嚥下機能・高次脳機能などを改善させるリハビリテーションが中心となります。

理学療法士:起き上がる、歩くなどの基本動作の能力を維持・向上させる運動や訓練を行う。

症状の有無や全体像を把握し、障害の種類別に問題点を把握する

記憶力、問題解決能力を向上させる効果があるようです。

作業療法士:食事をしたり、着替えをしたり、トイレに行ったりするような生活動作を身に着けたり、能力を向上させたりする訓練を行う。

言語聴覚士:構音障害や失語症などが残った方に、話す、書く、読むなどの訓練を行う。

この頃になると、病室も移動になり、リハビリ病棟へ移動になりました。

まずは、ベッドから起き上がり、立ち座りの訓練をしました。ベッドから出られない事には、何もできないですから。立てるようになってきたら、車椅子への移乗の訓練、車椅子からベッドへの移乗の訓練をまずは必死にやっていましたね。麻痺があるために、そんなこともできない自分に腹が立ったり、情けなくなる日々でした。

ほぼ寝たきりでいるので、体力と筋力が落ち、立つにしても座るにしても、スッと出来る時もあれば、誰かの支えがないと立てないときもありました。

この頃からだと思いますが、ベッドの上や、リハビリ室で筋トレも行うようになってきました。

ベッド上で腹筋したり、マシンを使ったトレーニングも始まりました。

マシンは、膝の曲げ伸ばしのマシンと、足踏みのマシンと、股関節の訓練で足の開閉のマシンを主にやりました。

マシンだと、ウエイトを変えられるので、日によって、重くしたり軽くしたりして調節しながらやって行きました。

同時に、長装具を着けての歩行訓練も始まりました。

筋トレは、リハビリの中で1番嫌いです。ヒーヒー言いながら頑張りました。

歩行訓練は、まず、自立するのが難しいので、後ろから、PT(理学療法士)に支えて貰いながら、

4点杖を使って、杖を先に出して、1。23で左右と足を出す練習から行いました。PTの訓練を約1時間位行い、

OT(作業療法士)の訓練は、腕の可動域を広げる訓練や麻痺側で物をつかんで離す訓練です。

腕を上下に動かしたり、前後に動かしたり、私の場合、手指を開くことができないので、お手玉を健側の手で麻痺側の手に握らせてかごに入れるのですが、手に握らせる所までは何とか出来ても、握ると離せなくなるので、頭の中で、手指を広げているイメージをして、トントンと手首辺りに刺激を加えると、ポロッと落ちるみたいな訓練から始まりましたね。かごに入れればいいので、時間は掛かるけど、何とか全部のお手玉をかごに入れることができるみたいな訓練をしていました。最初の内はOTさんが、トントンしてくれたけど、たまに自分1人で何とかかごに入れてみたり、ある日から、低周波で刺激を与えて、落とすようになって、ずっと低周波の電気刺激によって手指を開くでしたね…

その次に着替えの練習がとても苦手で、脱ぐことはできるけど、着ることができなくて、

それでも何とか、半袖なら自力で着られるようにはなりましたが、

長袖はいまだに着られません。

簡単に言うと、患側の袖口から手を通して引っ張り出さなくちゃいけないけど、それができないんです。

下の着替えもできるようになりました。

嚥下・言語機能に関するリハビリは、ST((言語聴覚士)によるリハビリは、教本みたいなもので、指定されたマークを見つけ、チェックする訓練、絵を見て模写する訓練、聞き取りの訓練、暗鬼の訓練などを急性期からずっとやり続けていて、日替わりで、ローテーションする感じでした。

私は、高次脳機能障害と半側空間無視があるので認知行動療法や代償訓練によって、日常生活での自立を支援することを目的として行われているそうです。

OTとST合わせて1時間位合計1日3時間位リハビリやってましたかね…

【維持期】

回復が一定レベルに達し、在宅生活を続けてる時期。回復した機能を維持し、再発や悪化を防ぐことを目的とします。患者自身の意識と積極的な参加が重要です。この時期には、心理療法も取り入れられることがあります。

多分、今のフェーズがそうなんだろうと思うのですが今は、通所リハビリに通っていて、主に筋トレやストレッチ、脳トレなどをやっています。

リハビリデイなので、入浴も大体そこで済ませています。

毎日ではないので、筋トレの量も多少増やしたり、時間を長くやるようにしています。

体重も戻ってしまったので、マシントレーニングはウエイトを重くしたり、回数を増やしてやって、バイクだけ、ウエイトはあまり掛けないで、、時間を長めにやって言います。

でも、食べる量なのか、食べるものなのか、体重は思うように減ってくれません。

一体いつまで、リハビリを続けなくてはならないのか分かりませんが、小さな目標を立てながら、地道に続けて行きたいと思います。

参考サイト様

回復期リハビリテーション.net

高次脳機能障害とリハビリテーション

体の

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まるーさ

ありがとうチャレンジ実施中… 日頃生活していて、心に刺さったことなどを共有出来たら嬉しいです♪

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