幕の内弁当の語源についての説
最近は、筆者の食生活についての話から話題をとってみております。
筆者のダイエット食であるお粥の話をしましたので、次はお弁当の話をさせて頂きたいと思います。
お弁当といえば、駅弁や幕の内弁当を思い出されるお方も多いと思います。
幕の内弁当の画像
このような形態の、セットになったお弁当を何故幕の内弁当というのか、気になったので調べてみる事にしました。
インターネットで調べてみると、
・芝居の幕の間に食べた弁当だから
(江戸時代は、この時間帯を幕の内と呼んでいたそうです。今は、幕間と言います。)、
・幕の内側で役者が食べる弁当だから、
・戦の時、陣幕の中で食べた弁当だから、
という3つの説が出ておりました。
復活してほしい慣習
昔は、病気見舞いや贈答品として、幕の内弁当が手土産になっていた事もあったそうです。
仕事が忙しく、なかなかまとまった調理の時間が取りにくい、共働き世帯が多くなった現代に復活してくれても良い慣習ではないかと思って読んでおりました。
駅弁の定番になった経緯
幕の内弁当が駅弁の定番になったのは、兵庫県のまねきというお店が作り始めたのが最初だったということです。
明治時代に蒸気機関車が日本国内を走るようになり、駅ができた頃のメジャーな駅弁は握り飯だけだったので、一石を投じた形になり、今では定番化しております。とはいえ、昔の幕の内弁当は、今の値段で安くても2千円ほどだったということで、庶民は買うのに躊躇してしまったかもしれません。ちなみに、握り飯と漬物がついたお弁当は千円くらいだったということです。
今は、パスタ弁当やサンドウィッチの弁当も普及してまいりましたが、栄養バランスと食事による精神の具合なども考えると幕の内弁当はとても良いと思います。これからも生き残っていってほしいものです。
幕の中弁当について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%B9%95%E3%81%AE%E5%86%85%E5%BC%81%E5%BD%93