各地の不思議な食文化

日本の郷土料理の色々

皆様は、日本各地の食文化に興味はございますか。

筆者は時々、各地の郷土料理などを検索して見ております。

昨日は仕事の暇な時間を見て、農林水産省が運営しているホームページにて、47都道府県の郷土料理をざっくりと見てみました。

きりたんぽ鍋の画像

秋田名物きりたんぽ鍋の画像

大まかに分けると、郷土料理、特に郷土菓子は粉食文化の地域と、米食文化の地域に分かれているようです。

その点で不思議に思ったのは、岐阜県はどちらかというと米食文化が多い文化圏であることです。戦国時代は交通の要衝だった地域なので、いろいろな土地の食文化が混ざって存在してもおかしくないと思っていたのですが、意外にも米系のお菓子や料理が多いようでした。

混ざりあう各地の食文化と歴史的背景

それと、秋田県の郷土料理に粉食文化圏の「おやき」があったりすることも不思議でした。

しかし、少し調べてみると、戦国時代末期に粉食文化圏からの亡命者が結構な人数で秋田県に入り、その影響で粉食文化圏の「おやき」が広まった可能性があるように筆者には思えます。

本来は米がよく取れて米食文化圏に見えるのですが、食文化が混在しているところが面白いと思います。

また、福島県の一部地域に、「ねむった焼き」という大陸の菓子がルーツと思われるレシピの郷土菓子があることも、興味深く見ておりました。

平安時代ごろの話になりますが、秋田と日本海を隔てて向かい合っていた大陸にあった国が滅びているという史実があるので、そこから来た人の末裔が何かの形で福島県に在住したのだろうか、などと筆者は考えております。

こうして考えてみると、郷土料理や郷土菓子は、郷土の懐かしい味であると同時に、歴史ロマンも掻き立てられるものと筆者には見えて面白いものです。

秋田の郷土菓子「おやき」

https://www.maff.go.jp/j/keikaku/syokubunka/k_ryouri/search_menu/menu/29_21_akita.html

福島の「大陸由来」かもしれない「ねむった焼き」

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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