興味を持ってみていた「CAS冷凍技術」
昔、筆者は「CAS冷凍」という技術が研究室段階で成功に近づきつつある、という事をテレビの番組で見て、大いに期待しておりました。
冷凍食品売り場の画像
その時は、5年前の桃を冷凍保存し、解凍して食しても、素人には違いがわからない、という話だったので、とても楽しみにしておりました。
一般化してきた「CAS冷凍」
時々、定期的に情報を検索していたのですが、今は業者の冷蔵庫としてはそこそこ普及し、魚介類を冷凍して島嶼部から市場に運ぶ、また、和菓子や洋菓子を冷凍して生産調整をする、というような事も行われているようで、一般的な技術になりつつある模様なので、嬉しく思っております。
最近になって調べてみると、「家庭用CAS冷凍庫」というものも販売されているようです。20万ほどするらしいですが、今後の技術進歩による低価格化に期待しております。
ちなみに、CAS冷凍の原理とは、大まかにいうと急速に冷風を吹き付けることで瞬時に細胞内の水分を凍結させ、解凍した時に細胞膜や細胞壁を傷つけずに元の状態に戻す、という事になります。
新しい「プロトン冷凍」という技術
また、急速冷凍には「プロトン冷凍」という技術も出てきて、こちらも高価で難しいという技術障壁がありますが、これは一般化するのが時間の問題と筆者は見ております。
これからは、数年前の豊作の時の農産物を冷凍しておいて調整する、という事が一般化するのかもしれません。
筆者宅の冷凍庫の使用法
ちなみに、筆者の家の冷凍庫の活用法は、「自作のオレンジピールを冷凍して品質を保つ」「銀杏を冷凍してかびないようにする」「インスタント味噌汁を作って冷凍しておく」などの使い方をしております。
これからの家庭の冷凍庫の技術進歩が楽しみです。
CAS冷凍について