地域によって違う醤油の味
皆様のお家では、どんなお醤油を使っておられますか。
大手メーカーのお品、地域のしょうゆメーカーのお品、減塩か濃い口か、いろいろなこだわりがあると思います。
醤油の画像
醤油のお味には結構な地域差があり、
四国や九州では、関東や東北地方の基準からすると、かなり「甘い」醤油が日常的に使われております。
九州のお人に関東の一般的な醤油メーカーの醤油を味見してもらうと、味が塩辛いと驚いておられましたし、
香川県出身の知人も、東京に出てきた時、醤油の味が違いすぎてびっくりした経験がある、と言っておられました。
醤油の味が各地で違う理由
その差は、入手できる原料の違い、用途の違い(魚の臭みを消すために使うか、煮込みに使うかなどの違い)、
作り方の違いなどが挙げられます。
ちなみに、筆者の親族のごく幼い頃は、手作り味噌の桶から垂れる汁を「醤油」として使っていた為に色が薄く、濃い色の醤油が食べたいと思っていた、という話も聞いたことがあります。
もともと醤油は金山寺みそというものの桶に溜まった汁から作られていたといいますし、手作り味噌、手前味噌はいまでは贅沢なので、ある意味うらやましくも聞こえます。
醤油産業の将来
今、醤油は結構グローバルな調味料として使われているので、土地に合わせた醸造醤油ができる未来も来るのかもしれないと思います。ヨーロッパ産の醤油が日本に並ぶ日も未来には来るのでしょうか。
もっとも、醤油は醸造物なので、ある程度のアルコール分が出るのですが、アルコールの含まれていない、イスラム文化圏向けの醤油、というのは既に存在しています。
以前に、アルコールを含む醤油を販売した容疑で宗教警察に踏み込まれた中近東の日本食販売店もあったな、などと筆者はこの記事を書きながら思い出しておりました。結局は間違いだったそうです。
醤油の味の地域差について
https://www.kikkoman.co.jp/enjoys/soysaucemuseum/area.html
https://mainichi.jp/maisho/articles/20200623/kei/00s/00s/013000c