これまで生きてきて、家族や親戚、もしくは地元のお年寄りなどから聞かされた「迷信」って沢山あるかと思います。日本の一般的な迷信と其の由来、世界の迷信など、Geminiとにも協力して貰いながら書いていきたいと思います。
【日本の一般的な迷信と由来】
・夜に爪を切ると親の死に目に会えない
〇昔は夜になると明かりが思しく、爪を切る際に怪我をする恐れがあったため、危険な行為を戒める意味合いがあったと言われています。「夜爪(よづめ)」が(世詰め(よづめ)」に通じ、寿命が縮まるという意味で言われたとも言われます。
・北枕は縁起が悪い
〇日本では、亡くなった方を北枕で寝かせる風習があるため、生きている人が北枕で寝るのは縁起が悪いとされています。しかし、仏教ではお釈迦様が亡くなった際に頭を北に向けていたことから、北枕で寝ると悟りを開きやすい、健康に良いといった考え方もあります。
・食べてすぐ寝ると牛になる
〇消化に悪いため、健康に良くないことを戒めるための迷信です。
・嘘をつくと閻魔様に舌を抜かれる
〇子供にうそをつかせないよう、教えるための戒めの言葉です。
・霊柩車を見たら親指を隠す
〇昔、死者の魂は親指の爪と皮膚の間から侵入してくると信じられていたため、親指を隠すことで自分に例が乗り移るのを防ぐ、あるいは親を守るという意味があるとされています。
・夜に口笛を吹くと蛇が出る
〇昔は、夜に口笛を吹くと悪霊や、妖怪を呼び寄せると考えられていたり、泥棒や人さらいが合図に口笛を使っていたことから、危険な行為として戒められたという説があります。また、蛇=妬みという比喩表現であるとも言われます。
・カラスが鳴くと人が死ぬ
〇昔の日本は亡くなった人を山に土葬し、お供え物をしていたため、そのお供え物を狙ってカラスが寄ってきて鳴くことから、カラスの鳴き声が詩を連想させるようになったと言われています。
・丙午(ひのえうま)に生まれた女性は気が強い、夫を食い殺す。
〇江戸時代に八百屋お七という放火犯が丙午だった事から広まったといわれる迷信で、この迷信の影響で、丙午の年には出生数が激減しました。
【丙午(ひのえうま)と五黄の虎(ごおうのとら)五黄の虎】とは、どちらも干支と九星を組み合わせた、昔の迷信や俗信登場する言葉です。丙午は60年に一度、五黄の虎は36年に一度巡って来ます。丙午は特に女性に性格や運勢に関して、悪い噂が広まり、出生数に影響が出た年もありました。五黄の寅は、九星気学で最強とされる五黄土星と寅年が重なる年で、強い運気を持つとされています。
(ひのえうま)丙午と(ごおうのとら)五黄の寅
丙午(ひのえうま)
・九星・干支の組み合わせで、60年に一度巡ってきます。
・丙午の女性は「気性が激しく、夫の命を縮める」という迷信がありました。
明治39年の丙午では、この年に生まれた女性の多くが結婚出来なかったと言われています。
昭和41年生まれの川嶋紀子様が秋篠宮親王妃に内定したことでこの迷信は薄れました。
火災が多いという俗信が根底にあります。
五黄の寅(ごおうのとら)
九星気学における五黄土星と十二支の寅年が重なる年です。
36年に1度巡ってきます。
・五黄土星は生まれながらにしてリーダー気質で、周囲を圧倒する強大なパワーを持つと言われています。
五黄の寅年に生まれた人は非常に強い運勢を持つと言われています。
・特に女性は、社会で活躍する人が多いとされています。
・芸能人では、沢尻エリカ、石原さとみ、北川景子などが当てはまると言われています。
丙午と五黄の寅は、どちらも特定の干支と九星の組み合わせによって生まれた迷信や俗信です。丙午は女性に関する悪い噂が広まり、五黄の寅は強い運勢を持つとされています。これらの迷信は、信じる、信じないは個人の自由ですが、気にしすぎないことが大切です。
世界の迷信
・13日の金曜日(西洋)
〇キリストが裏切られた最後の晩餐の出席者が13人だったことや、キリストが十字架にかけられたのが金曜日だった事に由来さると言われています。不吉な日とされ、高層ビルには13階がない、ホテルの部屋に13号室がないなど、避けられる傾向があります。
イタリアでは「17」が不吉な数字とされローマ数字で「ⅩⅦ」と書くと、並び替えると「ⅩⅤⅡ」ラテン語で、
(「私は生きることを終えた」)となるため、詩をあんじすると言われています。
〇韓国や中国でも、「4」が(死」に通じるため、不吉とされます。
・室内で傘を開くと不運(イギリスなど)
〇古代エジプトの太陽神ラーへの侮辱とされたり、「ヴィクトリア時代には室内で開くと怪我をする危険があったためと言われています。
はしごの下を歩くと不運(西洋)
はしごを壁に立てかけると三角形ができ、これがキリスト教の三位一体や人生を表す神聖な空間とされ、そこを歩くことは、神聖な場所を汚す行為とされたり、悪魔が潜んでると考えられたためと言われています。
・鏡を割ると7年間不運が続く(西洋)
鏡は魂を映すと考えられており、鏡が割れると魂が傷つき、それが回復するのが7年かかると信じられていました。
・黒猫が前を横切ると不運(西洋)
魔女の使いとされたり、不吉な象徴とされることがあります。ただし、イギリスでは黒猫は幸運の象徴とされるなど、国によって解釈が異なります。
・鳥の糞を浴びると幸運(イギリス)
一見不運に見えますが、イギリスでは幸運とされています。
・ベッドの上に帽子を置くと不幸を招く(イタリア)
昔、臨終の床についた人を診る医者や司祭がベッドに帽子を置いたためと言われています。
・左手がかゆいとお金が出ていき、右手がかゆいとお金が貯まる(ハンガリー)
地域ごとの迷信(日本の例)
日本国内にも、地域によって独自の迷信があります。
・沖縄の迷信
〇「豚小屋で騒いではいけない。魂が抜ける。」
〇「妊婦がタコを食べると指が5本以上ある子が生まれる」など、沖縄の文化や風土に根差した迷信が数多く存在します。
・茨城の迷信
〇「タンポポや薄の綿毛が耳に入るとつんぼになる」
〇「桜を家の庭に植えるとその家が滅びる(但し、鉢植えは問題なし」