アツさに負けない?秒速弁当☆
もちださんちのくるみちゃんは、おしゃまな7歳の女の子。元気いっぱいの小学二年生で、知りたいこといっぱいです。
今日のくるみちゃんは、ワクワク気分。だって、あさってから夏休み。夏休み初日は子供会の夏まつり会。お父さんお母さんたちが、かき氷や水風船の屋台を出してくれて、休憩テントやビニールプールも用意してくれるんです。子供会のお友達の紹介なら、他の地区の子も遊びに来ていいことになっています。くるみちゃんは、お弁当持参でお友達と一日楽しむ予定です。
ちよ子 「どうしてもお弁当いるの?
言っちゃなんだけど、夏祭り、そんなにやることないよ。」
くるみ 「それがさ、クッキングワークショップで友達になった女の子、
やまちゃんっているでしょ?」
ちよ子 「確か、いっこ上の子だよね?同じ子供会だったんだ。」
くるみ 「そう。一緒にお昼食べながら彼氏を見てほしいんだって。」
ちよ子 「おとなしそうな子だったよね。彼氏自慢ってわけではなさそうだね。」
くるみ 「うん、彼氏が4年生で、ちょっと癖があって、悩んでるっぽいんだ。
イケメンで、紳士で、趣味の料理の話は盛り上がるんだけど
食べ物に関してこだわりがありすぎるんだって。
友達が食べてるお弁当とかに、バランスが良くないとか
それはもっとこうした方がいいよ、とか言ってくるんだって。」
ちよ子 「良かれと思ってるにしてもなあ。
私は自分がマイペースだから、
自分のこだわりを人に押し付けてくる人とは、
遅かれ早かれうまくいかないことが多いよ。」
くるみ 「わたしも、色々口出されるのは苦手だな。
やまちゃんもそうだと思うけど、でもさ。
彼氏大好きな時期に、そんな正論言っても聞くわけないじゃん。
悩んでるって言うなら、ある程度は付き合わないと。」
ちよ子 「ただねえ。私その日、朝一番でビニールプールの水貯める当番なんだ。
その後PTAのベルマークの作業があって、
終わったら子供会に戻って水風船の店番の当番、
それから学校の先生と二者面談だから、
お弁当作れないし、昼過ぎまで買って届けるのも無理。
菓子パンとか、前日に買ったコンビニおにぎりでいい?」
くるみ 「菓子パンはダメじゃない?食にこだわりのある人の前で。
コンビニおにぎりって、炎天下で大丈夫なの?」
https://www.yuuyu.site/archives/10450118.html#google_vignette
https://yomuno.jp/posts/124405
ちよ子 「それなりに保冷剤とか入れとけば大丈夫じゃない?
お弁当置き場に体育館も解放するみたいだし。」
くるみ 「体育館、扇風機しかないよ?炎天下より小マシってレベルだよ。」
ちよ子 「そんな中にガチの手作り弁当持っていこうと?」
くるみ 「わたしも困ってるよ。
フットサルやってる友達も、夏はどんなにお腹空いても
食中毒になるよりマシだからって、一日練習の日のお昼は
ゼリー飲料と買ってきた梅干しおにぎりで凌いでるってのにさ。
とは言え、ね。
色々めんどくさいから恋人同士でたくさん会話してもらいたいし、
極力、私のお弁当に彼氏さんの注意引きたくないんだよね。
そうだ。最近、解凍しないでそのまま詰める冷凍食品あるでしょ?
あれ食べてみたい。」
ちよ子 「ああ、良さそうだよね。」
https://www.ffa.ajinomoto.com/enjoy/shizenkaito/kantan_benri
くるみ 「でも、一個一個がちょっと小さいよね。
隙間に、自家製冷凍作り置きもそのまま入れちゃっていいのかな?」
https://kinarino.jp/cat4/20317
https://www.maff.go.jp/j/syouan/seisaku/foodpoisoning/lunchbox.html
ちよ子 「家庭で作ったり、自然解凍可と書いていないものを使うなら、
一旦解凍して、しっかり冷ましてから入れるんだって。
前日の残りを冷蔵庫に保存した場合も詰める前の過熱は必須。
当日、レンチンするのはいいけど、何品も冷めるの待って
お弁当箱に詰めるまでやるのは、厳しいなあ。」
くるみ 「市販の卵焼きは?いつも高いって買ってくれないけど、
たまに買うとおいしいから好きなんだ。
こんな時こそ出番じゃない?賞味期限もけっこう先だし、
切ってそのまま入れていいんだよね?」
ちよ子 「切ってそのまま入れて良いっていう記事が見当たらないんだ。
かといって、『加熱必須!』って呼びかけもない。
自己責任なのかなあ。卵って繊細なイメージだし、
『大丈夫です!』と断言しにくいところなのかね?
それこそ冷凍食品で囲んで、保冷剤いっぱいの袋に入れて
お昼の少し前くらいに食べるようにすればいいのかなあ。」

くるみ 「それもいいね。
そうだ、今からお弁当のアイディア出し合ってみようよ。」
ちよ子 「了解。
まず、コンビニ麺。買った次の日までもつのもあるけど、ナシ?」
くるみ 「今回はね。でも次回以降は良いと思う。」

ちよ子 「鶏の南蛮漬け。前の日から冷蔵にしておいて、チンする時間を短縮、
エビピラフは少量ならレンチン時間も冷ます時間も少ない。」
くるみ 「甲殻類、しかもピラフとか味付きご飯って。
自己責任のプレッシャーがそこそこ重いよ?」
ちよ子 「でも冷凍食品だし、めっちゃ衛生面とか頑張ってくれてそうだし、
大丈夫と信じたい。いや信じてる。」
https://potatohouse.jp/321.html

くるみ 「焼き肉用のお肉をステーキっぽく焼いて冷凍してみたら?
解凍も冷ますのも早そうな気がする。
玉ねぎも調味液と炒めておけば『食べるソース』。
水分も減らせるから腐りにくくなるよ。
副菜は市販の大学芋で楽しよう。
ミニトマトと葡萄は詰めるだけ。」



ちよ子 「暑さで食欲落ちそうだし、丼ものはどうだろう?
私が夜中起きたときに、市販の中華丼チンして容器に入れて
冷蔵庫でキンキンに冷やしておくよ。
ご飯は当日朝炊けるようにすれば冷ますだけだし、
残りの副菜は入れるだけのちくわと、
加熱も冷めるのも秒で終わる人参きんぴら。」
くるみ 「ありっちゃありだけど、
『初対面のレディが丼もの掻っ込む姿は見たくない』とか
訳わからんこと言われたら嫌だからやめとく。」

くるみ 「やまちゃんは、なんでこんなめんどくさい恋愛なんかしてんだろう。」
ちよ子 「恋に落ちた者だけが分かるアツさがあるんだろうね。」
くるみ 「わたしにはまだ分からないや。」
ちよ子 「まだ分からんでよろしい。
むしろ私にもよく分からん。
とりあえず、くるみは今楽しいと思うことを全力で楽しんでおきな。
今から恋に夢中なんて言ったら、パパのやけ酒が止まらなくなるよ。」
くるみ 「ただでさえビールの美味しい季節だもんね。」
本格的に暑い季節になりました。夏休み期間、忙しさ倍増の方も多いかと。皆様くれぐれもご自愛くださいね。