シャーベットのお話

夏にうれしい氷菓

暑い季節になりました。

皆様も、アイスクリーム、シャーベット、かき氷など、氷菓に親しんでおられる事と推測いたします。

筆者の家でも、アイスキャンディーを手作りして夕食の後の楽しみにしております。

家人の中に、乳製品が嫌いな者がおりまして、

夏バテ防止に何とか食してもらおうと、牛乳と練乳でアイスキャンディーを作ったところ、おいしく食してくれております。

赤いシャーベットの画像

シャーベットの画像

アイスクリーム、シャーベット、かき氷、アイスキャンディーの中では、「シャーベット」が一番古くから存在する冷菓になります。このブログ記事では、今回は「シャーベット」について書いてみたいと思います。

シャーベットは「飲み物」だった

もともと、シャーベットは、「氷を入れた飲み物」だったようです。

中近東文化圏で、果汁や花からとったシロップを水で薄め、氷を入れて冷やした飲み物をシャルバ(「飲む」という意味の単語)と称していたようです。

トルコ文化を紹介するホームページにも、シャーベットの原型はトルコのシェルベットと書いてあります。

特にトルコの皇帝の中には「バラのシェルベット」を宴会の魚料理の後のデザートとして必ず供した人もおられたようですし、

なぜなのか筆者にはよくわからないのですが、年に一度皇帝の宝物蔵を臣下に見せるという行事がトルコの宮廷では行われていて、その際にかならずシェルベットがふるまわれた、という記録も読んだ事があります。

最も、世界各地でも古代の王侯貴族は、夏になると雪山から雪や氷を取り寄せて、はちみつやそれぞれの土地で入手できる調味料で味や香りをつけて楽しんではいたようです。

有名なローマ皇帝ネロも、殷の王族も、古代エジプトのファラオも雪や氷に味をつけたものを夏の楽しみにしていたようです。私の読んだ文献には、お釈迦様の時代の有力な王だったビンビサーラという王様もこういった氷菓を楽しんでいた、と書いてありました。

今のような「シャーベット」になったのは、16世紀ごろ、人工的に氷が作れるようになり、果汁やシロップを直接凍らせた中に乳製品を入れた現在のような「シャーベット」がパリの街中で出回り、全ヨーロッパに広がったというのが始まりのようです。

そこから、シャーベットを作る機械にプディングの記事をかけてみたらアイスクリームになったり、さらに近代になってアイスキャンディーが工業的に大量に作られるようになったりして、現在のコンビニエンスストアに、夏には必ず新商品の氷菓が並ぶ自在t度なっております。

不思議な現象

しかし、不思議なことに、筆者が気に入ったシャーベット系の氷菓に限って次の夏までには消えてしまうというのが謎ではあります。なぜそうなるのか、未だにわかりません。

皆様も、お財布に無理のない範囲で氷菓を楽しんで、この暑い夏を乗り切られてください。

シャーベットの由来

https://shop.sweetsvillage.com/blogs/knowledge/sorbet-origin?srsltid=AfmBOopHNra5dJEdsaF9ALBVcnC5why1EtyIARV_15NtEaS2tqMCeWZI

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%83%BC%E3%83%99%E3%83%83%E3%83%88

バラのシェルベットの作り方

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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