人知を尽くした精進料理の一派
皆様は、「普茶料理」というものをご存じでしょうか。
黄檗宗のお寺にて供される精進料理の一派で、味のバラエティに富み、肉や魚の「もどき」料理が供されるのも特徴です。
普茶料理のお膳の画像
筆者は、人知が尽くされていて、アーティスティックな料理の一派と常々思っているのですが、
黄檗宗のお寺でしか食する事が出来ないという点を少々残念に思っております。
何故普茶料理は普及しないのか?
普茶料理のレストランチェーンでも作って、普茶料理の良さを人々に知らしめると共に、黄檗宗の説法の動画なども見られるようにすれば、仏教精神の広報と振興に大いに役立つのではないか、と常々思っているのですが、一向にそのような動きが起こる気配がございません。
何らかの戒律で、お料理によって金銭を得るのが禁じられているのか、作り方が門外不出などの制約があるのか、不思議に思っております。
アジアの上座部仏教を信奉している国々では、僧侶は現金に触れることも禁じられている、というような事も聞きますので、そういう関係なのかな、とも考えております。
いずれにしろ、時間と金銭に余裕ができたら、普茶料理を味わいに行きたいものと考えております。
普茶料理について
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%99%AE%E8%8C%B6%E6%96%99%E7%90%86