ずっと、白色を見てると、目の奥がズーンと重くなって、とっても目が疲れますよね⁉
それには理由があって
ずっと白色を見続けると目が疲れておかしくなるのは、「色彩対比」と「光の強度」が大きく関係しています。
1.色彩対比による目の疲労
私たちはものを見るとき、目の中にある錐体細胞という部分が色を認識しています。
この細胞は、3つの色に反応します。
ずっと白色を見続けると、この3種類の体細胞がすべて強く刺激され続けてしまいます。この状態が続くと一時的に疲れてしまい、感度が鈍くなります。
2.光の強度による目の疲労
白色は、すべての可視光線が混ざった色なので、ほかの色に比べて光の強度が非常に高いです。
強い光を浴び続けると、カメラの、レンズを絞るのと同じように、目の瞳孔が縮もうとします。
この機能が働き続けることで、目の周りの筋肉が緊張し、疲労に繋がります。
3.残像現象(色順応)
白色を長時間見た後に、別の色や補色(反対色)の残像が見えることがあります。
これは、特定の色の刺激に慣れた錐体細胞が、一時的に機能しなくなる「色順応」という現象によるものです。
例えば、白の画面をじっと見た後に目を閉じると、黒っぽい残像が見えたり、赤や緑の強い色見た後に白い壁を見ると、補色であるシアンやマゼンタの残像が見えたりします。
これらの現象が合わさって、目が疲れたり、不快感を感じたりするのです。
目を休めるためには、適度に遠くを見たり意識的に休憩を取ることが大切です。
仕事上で、こういうことがあったので、理由が知りたくなり、調べてみました。