前回に引き続き、お隣、山形県のソウルフード「ひっぱりうどん」の歴史やルーツなどについて調べていきたいと思います。
山形の郷土料理である「ひっぱりうどん」の起源や由来は諸説ありますが、最も有力なのは、かつて山間部で働く炭焼き職人の手軽なまかない料理であった、というものです。
山形の郷土料理であるひっぱりうどんは、炭焼き職人の間で生まれたとされる、手軽で温まる食事に由来します。
起源:
起源に関する有力な説
・炭焼き職人のまかない料理:山間部で炭焼きに従事する職人たちは、炭窯から離れられない環境で食事を済ませる必要がありました。そこで、手に入りやすい乾麺のうどんや、自家製の納豆、保存の利くサバ缶などをあり合わせで使ったのが始まりとされています。
・家庭料理として定着:炭焼き職人の間で手間がかからず美味しいと評判になり、内陸地域を中心に広まっていきました。
ひっぱりうどんはかつて山間の地域で炭焼きをしていた職人たちの間で生まれました。
炭焼きの作業中は炭窯から離れられないため、保存のきく乾麺や自家製の納豆、サバ缶などのあり合わせの材料を使って、手早く簡単に食事を済ませる必要があったためです。
これらの材料を混ぜたタレに、ゆでたてのうどんを直接鍋から引き揚げて絡めて食べるというスタイルで食べられていました。
由来
・名前の由来
・「引っ張り上げて」食べることからこの名前が付いたとされています。
・「糸を引く」特製のタレに混ぜ込まれた納豆が糸を引く様子に由来するという説もあります。
なんで山形の郷土料理なの?という所は、私の夫が山形出身だからです。
先の「どんどん焼き」も「ひっぱりうどん」も、夫から教えてもらいました。
「どんどん焼き」は山形に行った時に食べますが、「ひっぱりうどん」は宮城でもスーパーに売ってるので、材料も手に入りやすいので、ご飯の支度が億劫な時や、急に寒くなった時など、家で今でも食べます。
本当は、テーブルに卓上コンロを置いて、家族みんなでつついて食べるのですが、それも面倒だと、キッチンでうどんを茹でて、テーブルにもっていって食べたりする位手軽で簡単にできます。最近は、「ひっぱりそば」なんていうものも出てるので、私はまだ食べたことはないですが、好みの方を是非食べてみてください!私個人的には、サバ缶よりも、ツナ缶で食べる方が好きですが、好みの具材を見つけてアレンジして食べてもいいと思います。
・地域への広がり
・手間がかからず美味しかったことから、次第に家庭でも食べられるようになりました。
・経済成長と共に、具材に卵などが加わり、地域外にも広まっていきました。
「ひきずりうどん」「ひっぱりあげうどん」など、さまざまな呼び方で親しまれています。
熱々の釜揚げうどんを、納豆、サバ缶、ねぎ、めんつゆなどを混ぜ合わせたタレで食べるのが一般的なスタイルです。
・寒い時期に大人数で食べる、温かく手軽な料理として親しまれています。
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