栄養状態と環境がメンタルを左右する
皆様は、栄養と環境のメンタルへの影響を考えたことがおありでしょうか。

青魚の画像
栄養状態がよく、環境がある程度整っていないと、メンタルというものは簡単に不安定になるもののようです。
栄養状態が整っていてもメンタルがよくない例
例えば、北極の「イヌイット」と呼ばれる民族は、世界的に稀有なほどDHAやEPAを摂取する食生活をしているといわれる民族です。
この栄養素は、血管を強くするので、心疾患や脳血管障害を防ぐ効果があるといわれております。
しかし、イヌイット民族の皆様の平均寿命が長いかというとそうでもありません。
環境が厳しすぎる為か、死亡率が高く、平均寿命も短いのです。
このことを薬剤師の知人に話してみたら、日の光が極端に短い、もしくは日照がない時期があるので、うつ状態になる率が高いのではないか、という指摘があり、納得したものです。
逆に、陽の光がさんさんと降り注ぐ地域でも、いろいろな栄養失調状態が続き、平均寿命が短い、という地域も見られます。環境と栄養状態に気を配ることが、健康寿命には必須なのだということを最近になって感じます。
多少費用がかかっても、室温と湿度を適度に保ち、栄養のバランスのとれた食生活をすることが、メンタル不調にならないために重要な因子となっているようです。
この条件を整えるには、ある程度の知識も必要とされます。
どのくらいの気温と湿度が自分にとって適切か、また、タンパク質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラルをどのようにして適切に摂取するか、という事を知っていなければなりません。
栄養の知識不足で起こったトラブル
最近になって見た文献では、某発展途上国にて、栄養学の知識があまり行き渡っておらず、母親が乳児に栄養をつけさせようとして与えたものが「砂糖水」だけだったので、子供が栄養失調で病院に搬送された、等というケースも書いてありました。
ここまで極端なケースはこの国では発生しにくいとは思いますが、ネットで知識が簡単に手に入る状況でも、栄養バランスに無頓着な方々もたまに見受けられます。自分のメンタル崩壊や体調不良を防ぐ為にも、もっと関心を持ってもらうと共に、どこか信用できる公的機関でそういう知識を発信していただきたいものだと思っております。
