穴のないドーナツのようなハワイ名物菓子
皆様は、ハワイの名物「マラサダ」をご存じですか。
イースト発酵で作って油で揚げた丸いお菓子です。クリームなどが中に入っている場合もあります。

ハワイのマラサダの画像
このお菓子は、ポルトガルにルーツがある、と聞いて、筆者は少し驚きました。ハワイからポルトガルは随分離れているからです。
そこで、調べてみる事に致しました。
サトウキビの栽培でポルトガルの人が移住
最初にポルトガルの人がハワイに来たのは、ハワイがまだ王国だった頃に、当時の王族が産業振興のためにサトウキビの栽培を企画し、サトウキビ栽培のノウハウがあるポルトガル人を招聘したのが始まりだった、ということが分かりました。
そして、ハワイには主にマデイラ諸島やアゾーレス諸島のポルトガルの人たちが、サトウキビのプランテーションを作る為に入植して来られたそうです。
カトリックの祭日に作られていたお菓子
ポルトガルの人たちは、カトリック教徒が圧倒的に多く、厳格なカトリック教徒は、キリスト教のレントという記念日の前までに、砂糖や油脂類を使い切り、肉、油、乳製品、卵などを食べてはいけない時期に入らないといけない、ということになっています。
そこで、マラサダの前身であったお菓子、マラサダーシュと呼ばれる名前のお菓子を作って、油と砂糖を使い切るという事を行っていました。このお菓子の名前は、「不格好な」というような意味だそうです。
それがおいしいと評判になり、いつの間にか名前も短縮されて「マラサダ」になり、ハワイ名物になって今に至るそうです。
異文化の接触によって生まれた名物
これは、文化がもたらされて良い意味での融合を起こして観光産業の一助になっているケースと言えると思います。文明の衝突によってどちらかに大打撃があるなどという事が今後起こらず、このような出会いで新しいよきものが出来ることを切に願っております。
マラサダの歴史について
