「闘牛」の缶詰

不思議な「缶詰」の記述

昔、筆者は雑誌を読んでいて、この「闘牛の缶詰」という記述に行き当たりました。

いろいろな缶詰の画像

それによると、スペインなどの闘牛場の近くのお宅では、闘牛士と戦って死亡した後の牛の肉を赤ワイン煮込みなどにして賞味し、余ったら缶詰にする、という習慣があったようです。

現在は動物愛護の観点から、スペインでは闘牛は禁止になっているので、この習慣も廃れた事でしょう。

この「闘牛の缶詰」を、スペインの家庭料理として頂いた日本人の方のコラムを読んでその情報を筆者は知る事になりました。そのお方は、かなりびっくりしておられたようですが、筆者は、そんなに疲れ切った牛の缶詰がおいしいのだろうか、という素朴な疑問を当時は抱いていたものです。

「闘牛の缶詰」がおいしい理由

しかし、数日前に、あるTV番組にて、「和牛の雄牛が脱走し、数年間山野を駆け巡っていた状況になり、手に負えない状況だったのでそれを猟師様に仕留めて頂いて肉を賞味したら、最高においしかった」と、芸能人が言っているのを耳にする機会がありました。それで、「闘牛の缶詰」が珍重されていた理由がやっと筆者にもわかりました。

闘牛用の牛というのは、ほぼ放し飼いにされて、野生動物と同じような状態で闘牛場に行くまで飼育されているものです。

大昔、、ミノア文明があった頃には、本物の「野牛」がいたはずですが、現在は肉用牛の中でも気の荒い雄や雌を選んで放し飼いにして闘牛にしているので、放し飼いの和牛と同じようなメカニズムで肉質がよくなっておいしい牛になっていたものと推測されます。

ストレスなく過ごせるのがいい肉質につながるのでしょうか。

余談ながら、筆者はこの「闘牛」という文化は、地中海にかつてあった「ミノア文明」からの流れのものなのではないかと推測しております。

闘牛専用の牧場主様も、闘牛という行事がなくなって大変でしょうから、そういったメカニズムが牛をおいしくするなら、おいしい牛の生産牧場として業態を変えて営業しても面白いのかもしれない、と筆者は考えております。

なお、昭和30年頃までは、牛は農耕を手伝ってくれる家族という位置づけだったので、自分の田舎では死亡しても食べずに埋葬していた、と家人が教えてくれました。

闘牛について

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%97%98%E7%89%9B

闘牛を食べる話

https://allabout.co.jp/gm/gc/51519

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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