パンの法律は一大事
日本人がお米を大切にしているように、
欧州や米国の方々は、パンを大事にしておられます。

パンの画像
また、麦の粉を挽いて作るパンには複雑な事情があり、
昔から法律で主食用のパンは厳密に管理されているそうです。
まず一つは、使う小麦粉が厳密に法律で規定されていることです。主食用のパンは、1等小麦粉で作ること、と多くの国で決まっていました。法律で決まっている物以外を混ぜたり、粉のごまかしをしたりすると、極刑の場合もあったそうです。しかし、菓子パンは例外で、もっと質の落ちる粉で作ってもいいことになっていたそうです。
「パンがないならケーキ」の真相
「パンがないならケーキを食べればいいのに」と言った貴族がいるとかいないとかで庶民の反感を買った、という話が伝わっておりますが、この話は正確に翻訳すると「主食用パンがないならブリオッシュを食べればいいのに」という事だったそうです。ブリオッシュは小麦粉の規定がないパンだったので、似たような栄養がとれるものとして税制を考えたそれなりの思いやりから出た発言だったのでしょうが、どちらにしろ庶民は怒ってしまったと推測されます。安全な麦の粉が手に入らない、という事情の人たちも多かったようです。
今でこそ気楽に使える麦の粉ですが、昔の衛生概念がない状態では、管理を間違えるとカビ毒が発生したり、ライ麦粉を入れたパンにすると、「麦角」という毒が発生して食べた人が錯乱したり死亡したり、という事件もあったようです。
もっとも、現在の日本の管理体制では、危険な麦の粉というのはほぼ出回らない状況になっています。
安心してパンを召し上がってください。
パンの法律について
