「ディナー」の本来の意味
皆様は、「ランチ」は昼食、「ディナー」は夕食という意味で英単語として覚えておられると思います。

食卓の画像
しかし、実際の英語文化圏での使い方は、「ディナー」は、一日で一番豪華な食事、という意味での使い方になります。
クリスマスディナーにおいで、と英語国民にいわれて夜にお伺いしたら「ディナー」は終わっていた、というケースも珍しくないのです。
「ランチ」の無い時代
もともと、英語の故郷である英国では、一日に2食、朝食と夕食、というスタイルが、近代になるまで続いておりました。
16世紀頃には、ディナーは朝11時ごろで、17世紀には12時頃、18世紀後半に16時頃と時間が移行していったそうです。
これは、照明器具の発達、社会構造の変化などによるものです。
17世紀後半には、「ランチョン」という言葉が使われるようになりました。これは、朝食と「ディナー」の間に食べるもの、というような意味になります。日本の農家の「こびる」のような食習慣です。
18世紀に産業革命が起こってから、人々は工場に通勤して働くようになり、食事は朝最初に食する「ブレックファースト」(断食を破るという意味)と、家に帰って来る17時頃の「ディナー」ということになりましたが、その間の食事として軽くお茶とケーキや軽食を食する「ランチョン」が広くいきわたり、だんだんと「ランチ」という言葉になっていったのです
この頃のレシピには、「ランチョンケーキ」なるものが見られます。今でいう昼食より少し軽めの、紅茶と一緒にいただくためのケーキです。
この頃には、貴族階級の女性たちがご夫君と召し上がる「ディナー」の時間も遅くなりました。
そこで、その間の空腹を紛らわすために「アフタヌーンティー」も生まれたようです。
作ってみたい「ランチョンケーキ」
この記事について調べている時に見つけた「ランチョンケーキ」のレシピに筆者は興味を惹かれております。
単位がメートル法ではなく、当時の基準としては軽めのケーキなのですが、今のお茶の時間に合いそうなので、そのうち「翻訳」して作ってみようともくろんでおります。
「ランチ」が生まれた経緯について
https://englishantiquehouse.blogspot.com/2018/02/q_26.html
「ランチョンケーキ」について
