suddenly57

いくつ羊を数えるよりも、あなたの言葉を確かめて

紡のアパート前・通り(夜)

哲「さっき何か話してたの?」

紡「あぁ、うん」

哲「朝日のこと好きとか?」

紡「いや、うん」

哲「呼んでくるよ!朝日~」

紡「いやいやいやいや、待って!!!」

哲「なんだよ」

紡「どっちかと言えば熊井が」

哲「熊井?ダンスかな」

紡「あ、そうそうカウントの最初のとこが!」

哲「見れるの?」

紡「まあね」

哲「すご、教えて」

紡「あれ振りついてるの?(朝日のダンスを見ながら)」

哲「考えながらやる、今途中まで」

紡「じゃ、1番みんなで考えて、振りやろ」

哲「集合かけるか」

紡「とりま、6人で分けて振り付けよ」

哲「それで?」

紡「覚えて個人練、合わせ、2番の振付考えて、個人練、合わせ、通し」

哲「集合かけろ」

紡「え、やだ」

哲「1人ずつ声かけろ、早く(背中を押される)」

紡、宮本と渡部に声をかける。

渡部「1回集合~~~」

鍋島「びっくりした~!」

紡「これどこまでみんな覚えたんだろ…」

朝日「俺サビだけ」

紡「どういう…ことなんだ…!?」

鍋島「初心者なんだから」

宮本「何かあった?」

紡「なんだっけ、哲~」

哲「えっと(説明する)」

渡部「最初からそれやれば良かった」

宮本「紡なんかした?デニム似合ってるね、後で話が」

熊井「…(顔が真っ赤)」

紡「…?(振られることが分かってる)」

熊井「やっぱ好き」

鍋島「ここで!?」

紡「えっと、他に好きな人出来たかも~、ね~哲~?」

哲「そうだな、朝日~?」

朝日「熊井はやめとけ」

熊井「コンビニ行ってくる」

熊井、その場を離れる。

鍋島「追っかけてくる」

鍋島、帰ってくる。

鍋島「熊井いないんだけど」

紡「!?」

全員、熊井を探す。

熊井、全然違う方向から泣き腫らした顔で出てくる。

全員「どうしたの?」

熊井「好きです」

紡「…ごめん」

熊井「ほんとにすき、どうしようもない、変えてくれたの俺の人生」

紡「…うん」

宮本「うんじゃなくて」

朝日「お前なんか言うことないの?」

渡部「ありがとうございましただろ」

哲「なんかあった?」

紡「好きでした!!!」

熊井「もういい」

朝日「2人で話せ」

紡「え…」

熊井に手を引かれて駐車場の石に座る。

熊井「なんでさっき好きって言ってくれなかった?」

紡「もう終わりかなって、事務所的に」

熊井「じゃあ、俺のこと好き?」

紡「前も言ったじゃん、見るって」

熊井「そうじゃなくて。好き?」

紡「…ダンスやろ」

熊井「俺、今でもす」

哲が見ている。

紡「哲、邪魔!!!!」

哲「俺が入ろうか?」

紡「はいんなくていい!!!」

熊井「俺が悪い、紡と付き合ってるって言っといて」

紡「え、いいの?」

哲「まじ?」

朝日「なになに~?」

渡部「早く仲直りしろよ」

宮本、鍋島と話している。

熊井「こいつと付き合ってる!!!」

紡「!?」

熊井「大好きだ!!!!」

熊井が走っていった。

宮本、遠くを見つめる。

鍋島、様子を伺っている。

4人、唖然としている。

紡、後ろを振り向くとみんな顔が赤いことに気付く。

紡「(夕焼けのせいかな、夕ご飯何食べようと考える)…」

哲「ごめん全然気付かなくて」

朝日「…早く言え」

宮本「う~ん(哲と朝日を見比べる)」

鍋島、紡を見ている。

英語教室「VIVA!」・事務室(夜)

小村「おはようございます」

紡「おはようございます」

小村「朝弱いですか?」

紡「弱くないですよ!」

小村「見るからに…すみません予定合わせてもらって」

紡「いえいえ」

小村「今日リップしてないんですか?」

紡「メイク変えたんです」

小村「可愛いですね」

紡「ありがとうございます」

紡、オペラから渡部から貰ったYSLに変えている。

小村「メイクっていいですね」

紡「そうですか?」

小村「俺もしたい」

紡「色ついてないリップ、男子もつけてますよ」

小村「検索してみようかな」

紡「薬局で売ってるよ」

小村「えっ」

紡「あとはコンビニ」

小村「見てみます」

紡「じゃあ今日はシャネルの授業を」

小村「はーい」

紡「よろしくお願いします。」

紡のアパート・中(夜)

紡、スマホとにらめっこをしている。

紡「やっぱり、金持ちがいいかなあ」

紡、1人呟く。

哲から電話がかかってくる。

哲「もしもし、この間の熊井とのことだけど(早口で)」

紡「うん」

哲「気にしてない」

紡「お金持ちの方がいいかなと思って」

哲「浮気してる?」

紡「うん、ごめん」

哲「どんな奴?」

紡「どんなっていうか…」

哲「日本人?(おどけて)」

紡「えっと、いろんな国の方が」

哲「(怒りながら)何人?」

紡「えっと、1、2、3」

哲「分かった、会いに行く」

紡「しっかりと50人くらいかな。大体100」

哲「てことは、もっと多いの?(嘘だと思いながら)」

紡「うん、最近だと土日に」

哲、紡との通話を切る。

スタバ・店内(日替わり)

ドナルドの声「やっほー」

紡と通話をしているドナルド。

紡「どうしたの?」

ドナルド「今週暇?」

紡「ごっめーん、用事」

ドナルド「誰と?」

紡「哲」

ドナルド「じゃあ、しょうがないっか」

紡「また時間合う時」

ドナルド「じゃあね~(もう会わないと思いながら)」

紡のアパート・中(夕)

哲、正座をしている。

紡、ベッドの上に座っている。

哲「…」

紡「…」

哲、目に涙を浮かべている。

紡、申し訳なく思いつつスマホで違う男とLINEしている。

哲「…聞いてる?」

紡「ぜっんぜん聞いてなかった」

哲「別れよう(聞いたことのない声で)」

紡「え~、ぁ~、いいよ」

哲「じゃあ、もう来ない」

紡「鍵返して」

哲「え…無理…。返す(鍵をキーケースから取り、紡に返す)」

紡「なんで無理って言ったの?」

哲「浮気したからだよ」

紡「そうですよね」

哲「こんな女はじめて見た」

紡「じゃ」

哲、アパートのドアを蹴って去っていく。

グザノヴァ「これほんとにあった話?」

ゾマ=リフィ「私が忘れさせてあげる♡」

グザノヴァ「ほんと?」

ゾマ=リフィ「そういった意味ではない」

グザノヴァ「記憶消去な」

ゾマ=リフィ「ぉk」

魔界・入口

グザノヴァとゾマ=リフィが話しながらやって来る。

グザノヴァ「ぉkってネット用語だよな」

ゾマ=リフィ「あぁ、うん」

グザノヴァ「あのスレ分かる?」

ゾマ=リフィ「どれだろ」

グザノヴァ「後で話す」

ゾマ=リフィ「はい」

サタン、遠くにいる。

チュールが近づいてくる。

チュール「ケケケケ」

グザノヴァ「…なんで2ちゃん見てんだよ」

ゾマ=リフィ「忘れて」

チュール「ケケケケ」

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ゆり子

SnowManのファンです。よろしくお願いします。

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