歴史
日本の凧揚げの歴史は平安時代以前に中国から伝来してきました。当初は貴族の遊びや軍事・呪術目的で利用されていたようです。
江戸時代に庶民へ普及し、男児の誕生日祝いや健康祈願として正月を中心に広まっていきました。
また、火事除けなどの縁起担ぎや、祭りの風習としても親しまれています。
起源
中国の春秋戦国時代(紀元前)が発祥です。当時は「木鳶(もくえん)」と呼ばれる軍事・占い用がツールでした。
日本への伝来
平安時代、貴族の間で風流な遊びとして存在していました。
江戸時代の大流行
庶民にも広まり、たこあげが「イカのぼり」として大ブームでした。
江戸の町では、喧嘩や怪我人が出るほどヒートアップしていき、幕府が禁令を出したほどの人気でした。
日本各地の風習
男児の健康と成長を願う「初凧」や豊作祈願の「養蚕凧(ようさんだこ)」など、地域独自の行事として発展していきました。
なぜ正月に揚げるの?
立春の時期に空を見上げることが健康に良いとされるため、たこあげが正月(新春)の風習として結びつきました。
また、たこが「あがる」ことから縁起物として健康や厄除け(凧市など)の願いが込められているそうです。
凧揚げはなぜ凧揚げと言うの?
「凧揚げ」の名前の由来は、江戸時代に流行していた「イカのぼり」が幕府に禁止された際に江戸の人々が「これはイカではなく、タコだ」と言い張って遊び続けた「たこのぼり」という屁理屈が始まりとなっています。
江戸っ子の遊び心と抵抗から生まれたこの言葉が「凧揚げ」として定着していきました。
「イカのぼり」からの変化
元々は「イカのぼり(紙鳶)」と呼ばれており、イカの姿に似ていたことから由来しています。
幕府の禁止令
江戸時代、町中での「イカのぼり」が通行の邪魔や喧嘩の原因となったことで禁止令が出されたのです。
江戸っ子の機転
禁止されたため、形を少し変えて「イカではない、タコだ」と言い合いになって「たこのぼり」と呼ぶようになったという説があります。
縁起担ぎ
たこあげは、健康や成長を祈願し、厄災を風に乗せて遠ざける「厄祓い」の要素が強い遊びでした。
当時は「紙の鳶(しえん)」とも呼ばれ、中国から伝わったとされています。
