「インスタントコーヒー」が出てくるギリシャのカフェ
皆様は、「カフェ」というと、どのようなお店を思い浮かべられますか。
ちょっと頑固そうなマスターが、サイフォンで丁寧に淹れたコーヒーをこだわりのカップで出してくれる、それが日本のカフェという感じなのですが、ギリシャにおいては、少し事情が違います。
カフェに行くと、「インスタントコーヒー」をお湯で淹れたものや、インスタントアイスコーヒーが出てきたりする事がわりに普通にあるのです。
ギリシャの風景
どうしてなのか不思議なのですが、インスタントコーヒーが貴重品というわけでもなさそうですし、「雰囲気の提供」がカフェの仕事と考えておられるのか、それとも、お菓子とおしゃべりの場を提供すればそれがカフェの役割と考えておられるのか、ギリシャの方に詳しく聞く機会が今のところないので、謎のままになっております。
日本のカフェのテンプレートができた経緯
尤も、日本のように丁寧にコーヒーを淹れる「カフェ」がある国も珍しい、という事情もあるようです。
第二次世界大戦後、良い豆がなかなか入手できない状態にあった日本の喫茶店業界に於いて、ほかの店との差別化をはかる為に、自家焙煎して丁寧に淹れるようになり、それが定番スタイルとして定着して今の日本のカフェ、喫茶店のイメージとなっているようです。
今は、世界各地の良い豆を自分の目で見て仕入れ、自家焙煎して丁寧に淹れてお客様に提供する、というお店も日本中にある、という良い時代になっております。
ギリシャのお方とお話するときの注意点
それと、ちょっとした情報ですが、ギリシャのお方の事は、「ヘラス」と呼ばれる方が気分をよくしてくださる傾向があります。
「ギリシャ人」という単語には、「奴隷」という意味もあるそうで、外国人から呼ばれてあまり気分のよいものではないのだそうです。
皆様も、ギリシャに海外旅行された際にでも、カフェの謎が解けたらお知らせください。