自分語り③

歌を歌うことが好きだという話で前回は自分語りをして来た訳なんですが、何にもチャレンジしなかったのか?というお声もそろそろ出てきそうだと思うので…

中学生の時は、文化祭の、有志参加で、カラオケを歌いました。特に記事にできるようなことは何もなく、やりました、だけなのですが…。

高校生になってからも、先輩の、パフォーマンスを見て一目惚れをし憧れを抱いて、、音楽部(軽音楽部)に、入部し、バンドを組んでみることになりました。私たちのバンドは楽器をやったことのないやつばかりでした。私は、ボーカルがやりたい‼と、熱望したのですが、その当時、大人気バンド、JUDY AND MARYのコピーバンドだったので、メンバーから、「イメージじゃない。」と、却下されてしまいました。そして、どういう訳か、ドラムスティックを渡され、「よろしく!」と言われ、不本意だったものの、ドラム担当になってしまいました。

当然、ドラムなんて触ったこともなく、右も左も分らなかったのですが、担当になってしまった以上、やらなくては。…と一念発起し、読めもしない楽譜を見ながら練習する日々が始まったのです。実際に、叩いてみると、手と足を別々に動かすのの難しさ…。ドラムがバンドにとって要となるのに、さっぱり、思うように叩けません。ひたすら、基礎練!ビートを刻めなくては何もできないので、ある程度、慣れて来た所で、ほんの少しずつ、楽譜に沿っての練習に切り替えて行き、ほんのちょっとずつだけど、楽譜に沿って叩けるようになって行きました。時々、他の楽器とも合わせたりしながら、毎日遅くまで学校に残って練習しました。そして、ある程度できるようになってきましたが、やはり、ボーカルも入れての音合わせには付いて行けず、時間だけが過ぎて行きました。ギターを他の部から借りて来てた所で、ドラムをやりたい人がバンド内で出てきてしまい、今度はベースが決まってなかったので、必然的に、ベースをやるハメになった訳なんですが、当然ながら、ベースも持っておらず、途方に暮れていると、3年の先輩に、〈オレので良かったら…。と救いの手を差し伸べて頂き、無事、ベースとアンプを手に入れ、今度はベーシストとしての練習をし始めました。勿論、ベースも初めて触った訳で、楽譜は読めても、全然分からずでいたら、ベースを譲ってくれた先輩に、タブ譜というものを教えて頂き、ひたすら練習に打ち込む日々でした。タブ譜とは、ギターやベースのような弦楽器の楽譜を解りやすく記述した譜面です。タブ譜を使用すると、どの弦を弾くのか、どのフレットを押さえればいいのかなどが簡単に理解できるため、曲を素早く習得することができます。そう、ギターのコード譜によく似たものだと考えてください。ギターと違い、ベースはコードを抑える必要はなく、単音で弾くことがほとんどなのですが、弦が太く、強く押さえないと、音にノイズが入ってしまうのでスライドしながら、弦を押さえていると指先には次第にマメができてきて、それでも構わず練習して、私の指先はいつもマメが潰れ皮も剥けて痛々しくなってたけど、練習の証と少しだけ誇らしくなったりもしました。でもやっぱり、音合わせすると本来のテンポについて行けず私だけ置いて行かれてしまったり…。なんとか、文化祭までには、間に合うように頑張ろう!

と意気込んでいましたが、とうとう文化祭までに間に合わず、誰にもお披露目できないまま、そっとバンドも解散するのでした。

元々遊びで組んでいたバンドなので、しょうがないけど、「1度位はお披露目したかったね」と、いう思いはあるけれど、「仕方ないね」の思いの方が大きいので、これも青春の良い思い出です。毎日のように、学校に夜遅くまで残って練習していたので、いつも、用務員さんに「さっさと帰れ」とおしかりを受けたことも学生時代の良い思い出です。

  • 3
  • 0
  • 0

まるーさ

ありがとうチャレンジ実施中… 日頃生活していて、心に刺さったことなどを共有出来たら嬉しいです♪

作者のページを見る

寄付について

「novalue」は、‟一人ひとりが自分らしく働ける社会”の実現を目指す、
就労継続支援B型事業所manabyCREATORSが運営するWebメディアです。

当メディアの運営は、活動に賛同してくださる寄付者様の協賛によって成り立っており、
広告記事の掲載先をお探しの企業様や寄付者様を随時、募集しております。

寄付についてのご案内