ガレット・ブルトンヌを食した時に考えたこと

衝動買いしたクッキー

筆者は昨今クッキーの類はめったに購入しないのですが、

某スーパーで新商品と銘打って販売していた「ガレット・ブルトンヌ」のパッケージが美味しそうだったので、ついつい衝動買いしてしまいました。

お皿に積み上げて盛られたガレットブルトンヌの画像

ガレット・ブルトンヌの画像

家に帰って食してみると、まあまあ美味しくて、バターの風味がしました。

ケルト文化圏の食生活についての考察

ガレット・ブルトンヌの故郷であるフランスのブルターニュ地方は、ケルト文化の影響の強い土地で、もともと穀物をお粥にして食していたのが、小石(ガレ)にお粥が落ちて焼けたのを食したら美味だったので「ガレット」というお菓子が出来たのだという説もありますが、ケルト文化圏の工芸品や説話を見ていると、この文化圏の方々がかまどを作る技術や発想がなかったとも思えません。実際、農家に魔女が訪れて菓子を焼いてほしい、と頼む伝説などもあるので、その場合の「菓子」というのが、ガレット・ブルトンヌのようなお菓子だったと推測されます。普段は調理に手間のかからないオート麦やソバのお粥を食していて、晴れの日にはガレット・ブルトンヌやそば粉のガレットをお菓子として提供する食文化で、晴れの日のものが、だんだんと豊かになっていく食生活の中で、日常のものになっていったのではないかと推測されます。

ガレット・ブルトンヌを久方ぶりに口にして、そんなことを考えておりました。

このくらいのクオリティなら、これから作るケーキの素材にできそうなクッキーでした。近いうちに、ブルガリア風のケーキを作るときに中身に入れてみようと思います。

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モーニング

朝が弱く、空気が読めないキャラクターです。食べ物についてのコラムを中心に書かせて頂きたいと思います。 好きな事は、読書と料理、菓子作りです。

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