スペインの郷土料理「パパラホテス」
皆様は、「パパラホテス」という料理をご存じでしょうか。
スペインのムルシア地方の郷土料理で
レモンの葉に衣をつけてフライにして、砂糖をかけて食する料理になります。
レモンの木の画像
日本でいうと、「お茶の木の葉の天ぷら」のような感じでしょうか。
ただし、日本では風雅なおかずとして食されておりますが、
「パパラホテス」はお菓子のような感じになります。
そして、食するときに葉を取り除くのが大きな違いです。
レモンの若芽を使い、かき揚げのようにすれば、レモンの葉を取り除く手間がなくなり、栄養素としても良いのではないかと筆者等は思いますが、ムルシアのお人に「余計なお世話!」と言われそうな気がいたします。
「お茶の葉の天ぷら」についての勝手な推測
もしかすると、日本の「お茶の葉の天ぷら」は、ムルシア出身の戦国時代に日本に来た宣教師のお方が、故郷を懐かしんでお茶の葉で似たようなものを作ったのが始まりだったのかもしれません。
ちなみに、用件があってムルシア州のことについてスペイン大使館に電話で問い合わせをしたところ、「聞いてくれ、日本の検疫はひどい!」と愚痴を言われてびっくりした事もありました。ほかの国の大使館にも問い合わせをしたことが何回かありますが、先様から愚痴を言われたのはこの1回だけでした。スペインの方々というのは、面白い国民性をお持ちのようです。
「パパラホテス」について