毎日の食事に欠かせない野菜、使い切れず、期限が切れていたり、腐らせてしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか?
そんなときに便利なのが、「乾燥野菜」
今回は乾燥野菜を使うメリットや、生野菜との違いや栄養について調べてみました。
野菜を買っても、すぐ鮮度が落ちてしまうので、長期保存に向いていません。その点、乾燥野菜は
比較的、賞味期限が長く、塩分が抜けても、栄養は残るので、栄養価が高くなります。生野菜よりもかさが小さく軽くなるので、保存場所を選びません。
【乾燥野菜のメリット】
1.長期保存ができる
乾燥野菜は水分が抜けているため、長期保存に向いています。
2.栄養と旨味がアップ‼
野菜は干すことで水分は蒸発しますが、栄養素は残るので、同じ重量で比べると、生野菜よりも乾燥野菜の方が栄養価は高くなります。
ビタミンⅮやカルシウム、食物繊維などの栄養素は乾燥野菜にすることで増えると言われています。
3.調理の手間が省ける
多くの乾燥野菜食品は、すでに使いやすい形にカット・ボイルしてあるため、調理時間の短縮になります。
【デメリット】
1.食感や風味が失われることがある
製造過程で水分が蒸発しているため、生野菜のような食感や風味がない場合があります。
2.水で戻す時間が必要
乾燥野菜野菜を使う時には水分を戻す必要があります。これには時間がかかることがあり、急いで料理を作る場合には不便かもしれません。そういう場合は、汁物に入れるなど、水分の多い料理だと乾燥したままでも使うことができます!
【常備したい乾燥野菜3選!】
1.玉ねぎ
カットしてあるので切る手間もなく、生よりも水分が少ないため炒め物や煮物などの料理に使っても水っぽくなりません。
味噌汁にパッと入れたり、どんな料理にも合う野菜です。
2.レンコン
レンコンはビタミンCが含まれており、、強い抗酸化作用があります。
また、腸内環境を整える食物繊維や抗酸化作用のあるタンニンも含まれています。便秘に悩まれている方にお勧めです!
3.ネギ
ネギには疲労回復の効果があり、毎日摂りたい野菜です。
ネギの刺激成分であるアリシンはビタミンB1の吸収を助けたり消化液の分泌を促すので、風邪や食欲不振の時に食べると良いと言われています。
小口切りにしてあるのですぐに使えます。
乾燥野菜の作り方
【自家製干し野菜を作ろう‼】
野菜は天日干しすると、旨味と栄養がギュッと凝縮されて、更に美味しくなるのです。作り方は
野竹ザルやえびらで干すだけなのでとってもお手軽。
1⃣野菜をカットする
野菜は洗ってから、皮を剝かずにそのままお好きな形にカットします。
キノコ類は石づきを切ってから、軽くほぐします。
作りたい料理に合った大きさや形にカットするのがお勧めです。例えば、漬物、炊き込みご飯、ソテー、炒め物、揚げ物、素揚げ、チップス野菜は水分が抜けると縮むので、少し大きめに切るのがポイントです。
水分はしっかりと切っておく!
大根をはじめ、キュウリなど特に水分の多い野菜は、干す前にキッチンペーパーなどで、水分を吸わせておくと綺麗に乾燥します。
2⃣野菜を干す
カットした野菜を、通気性の良い竹ざるやえびらなどに野菜同士が重ならないよう等間隔に並べます。あとはベランダや軒先、庭など、日当たりと風通しの良い場所で乾燥させるだけです。
また、外干しの花粉やほこりが気になる方は、日当りの良い窓辺でもほすことができます。
【天日干しは10~15時が最適‼】
干し野菜作りはよく晴れた日、日光がよく当たる朝10~15時頃が最適です。
空気の乾燥しやすい秋から冬がおススメです。夕方から夜の間は出しっぱなしにせず、部屋の中に仕舞い、また翌日外干しにするようにします。
干し時間の目安
干し時間は、野菜にもよりますが、半干しなら3時間~半日程、しっかり乾燥させる場合、1~2日が目安になります。きのこ類など水分の少ない野菜は3時間以上で干し野菜が完成しますが、乾燥具合を見つつ調整して下さい。
冷蔵庫の余り野菜が大変身!
干し野菜作りは広い庭が必要だったり、野菜を何度もひっくり返したり、もっと大掛かりなものだと思っていましたが、実際は野菜を切って竹ざるで干すだけ。あとはベランダのちょっとしたスペースに放置しておくだけで、かなりお手軽!
スーパーや直売所で見かけるような本格干し野菜が、誰でも作れるなんて本当に嬉しいです。
今まではわざわざ干し野菜を購入して調理してましたが、これなら、干し野菜が身近な存在になりますね!
冷蔵庫にある余り野菜も有効活用できそうですし、リンゴや苺で作れば人気のドライフルーツもできそうですね♪