英語で「お馬鹿さん」という意味の名前
皆様は、英国の「フール」というお菓子をご存じでしょうか。
生クリームとベリー類のピューレを混ぜて冷やして作るお菓子です。
ラズベリー・フールの画像
ピューレを作って生クリーム混ぜるだけ、なので、お馬鹿さんでも作れるお菓子だからフールという説もありますが、英国ではともかく、生クリームとベリー類のお値段が高くて、時間もかかるので、作る人がお馬鹿さんかどうかはともかく、懐が温かい人限定で作れるお菓子、という事になるでしょうか。この説があんまりだと思うお方は昔からおられるらしく、フランス語由来という説もあります。
このお菓子は、14世紀まで起源が遡れる伝統あるお菓子だそうです。
いろいろな「フール」
グーズベリーかルバーブで作るのが英国では一般的だそうですが、なかなか日本ではどちらも入手が難しい感があります。
ルバーブは、昨今だんだんと栽培が増えてきたので、これから日本ではルバーブフールが一般的になるのかもしれません。
また、英国の植民地だったアフリカのガーナの料理など調べていると、「パパイヤのフール」という意味の名前のお菓子が有ることを知りました。
こちらの国でも、生クリームの入手が困難なので、カスタードパウダーとエバミルクがベースになり、軽く煮たパパイヤを混ぜて冷やして作るそうです。
こちらなら作れるかもしれないという気がしますが、エバミルクの気軽に購入できる分量のものが販売されていないので、どうしようかと考え中になっております。小さいポーションのエバミルクが見つかったら、作ってみることにしようと思います。
英国菓子のフールについて