コップよ、お前を見るといつも不思議な気持ちになる
だってお前は何でも入れることができるからね
冷たい水だろうとジュースだろうと
熱いお茶だろうとコーヒーだろうと
硬いスプーンだろうとフォークだろうと
柔らかいゴムだろうとゼリーだろうと
文房具も入れられるし花を飾る鉢植えにだってなれる
お前は円柱の空っぽの容器にすぎないのに可能性がたくさん眠っているんだね
その寂しげな空っぽの部分に俺の愛情を注いであげるよ
だから俺にもお前のたくさんの可能性を分けておくれ
だって何があっても揺るがない自信が必要だからさ