鮮やかな色合いの庭園で
繊細で誠実な花が咲いている
春のそよ風のように柔らかな花びら
いつまでも見続けられるその美しさ
ああ、牡丹よ、なぜあなたは私の心境をあぶり出してくれるのか
大胆な色使いで、とても純粋で明るいその姿
ほのかに輝く赤色が朝の光の中で展開する
あなたの比類のない甘い香りが空気中に踊り
そよ風に秘密をささやきながら
まるで自然そのものを喜んでいるかのようだ
花びら一枚一枚が究極の芸術作品であり
詩人の心に響く交響曲のようでもある
まるで語られるのを待っている物語のように
感覚を研ぎ澄ませながら私はあなたを見つめている
愛や繁栄などの象徴であるあなたは
身に着けた優雅さで周りを魅了する
ああ、牡丹よ、見事に咲き誇るあなたは
暗闇を払拭し、憂鬱を消し去ってくれる
人生の儚い恵みを思い出させてさえくれる
もうすぐあなたの花びらは消えてしまうだろうが
私の心の中にはあなたは永遠に住み続けるだろう
誰にも否定できない時代を超越した美しさを遺しながら