作者プロフィール
猫人
はじめまして、猫人と申します。映画鑑賞、小説を書く事、絵を描く事、ゲームするのが好きです。見たり読んだりするのはオカルト関連ですが、執筆するのはSFと言うなんとも不思議な事がよく起こっています。ダークだったり、毒のある作品が大好きです。
作品一覧
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零感霊能探偵は妖狐と共に 2
三人は閑静な住宅街の一角にある、どこか陰鬱な感じのする一軒家を見上げた。そして互いに顔を見合わせると、不安そうな視線...
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零感霊能探偵は妖狐と共に
弥永探偵事務所と書かれたビルの一室で、局長である弥永誠は椅子に深く腰掛け、ぼうっと天井を見つめていた。ひどく退屈そう...
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終わった世界を君と行く 完結記念
終わった世界を君と行く、が無事完結したことを記念して、簡単なイラストを描いたので載せておこうかと思います。普段あまり描...
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終わった世界を君と行く 終
今夜中あんな感じだろうか、星が見える時間になると、いつも夜空を見上げてあぁして棒立ちになっている。呟く声は、私の記憶...
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終わった世界を君と行く 12
日の光で目を覚ます、あれから数回交代で眠った後、漸く日が昇ったようだ。枯れ枝もマッチも残り少ない、先に進むか戻るかな...
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終わった世界を君と行く 11
洞穴から出ると少しずつ日が昇ってきている、辺り一面砂だらけですっかり空気は冷え切っていた。いくら辺りを見回しても砂ば...
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終わった世界を君と行く 10
誰かが言い争う声が聞こえる、体が金縛りにでもあったかのように動かない。指先一つ動かせない、瞼すら開けない今の私には、...
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終わった世界を君と行く 9
ギラギラと照り付ける日差しで目を覚ました、すぐそばに寝ていたはずのイブの姿が見当たらない。まさか、もう? 不安に思い...
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終わった世界を君と行く 8
あれから大分経ったある日の事、唐突にイブが海を見たいと言ってきた。静まり返ったビル群から離れ、時折狩りをしながらゆっ...
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終わった世界を君と行く 7
おはよう! イブのとびっきり元気な声で目覚めた。彼女の手を見れば弓矢が握られており、それが今日の予定を決めたようなも...
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終わった世界を君と行く 6
二人寄り添って昨日の残りを食べていると、イブが赤くなった両手を擦っている。長時間弓矢を使っていたせいだろう、小さなマ...
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終わった世界を君と行く 5
木々のざわめきや鳥の鳴き声で目が覚める、何か夢を見ていたような気もするが、もう夜の気配とともにそれも消え去っていた。...