杉井 光
(あらすじ) 大御所ミステリー作家の宮内彰吾が死去。宮内は妻がいながら多くの女性と交際し、そのうちの一人と子供までつくっていた。それが藤阪燈真。「親父が『世界でいちばん透きとおった物語』という小説を死ぬ間際に書いてたらしい。何か知らないか?」宮内の長男から連絡をきっかけに始まった遺稿探し。編集者の助言をもとに調べるのだが…。
(読んで感じたこと) 宮内彰吾が亡くなる前に書きとめておきたかった言葉は何か?遺稿探しと宮内彰吾と関わった人たちとの出会いにわくわくする。たまに出てくる宮内の長男にはイラッとしてしまうが(主人公とは異母兄弟になるのだから仕方ないが)最後に遺稿の全てが出たときに心が温かくなる。
なぜ世界でいちばん透きとおった物語か?主人公と一緒にまた探したくなる。
