映画『君の名は。』の感想です。

監督『新海誠』
作画監督『安藤雅司』
キャラクターデザイン『田中将賀』
音楽『RADWIMPS』
立花 瀧(神木隆之介)
宮水三葉(上白石萌音)

出典:http://www.kiminona.com/
©2016「君の名は。」製作委員会

【CM多かったね】

公開前に、TVでCMがたくさん流れていました。
それで存在は知ったものの、監督さんとか知らなかったので、 ごく普通のオリジナルアニメだろうと、気にもかけていませんでした。

【世間で話題に】

公開して、しばらくすると世間で話題になっている事が分かりました。
それで「あらら何か評判いいのね。見に行ってみようかな?」と思い、見に行きました。

【シアター内は?】

結構、大きなシアターを割り当てられていて、しかも“満席”でした。
ビックリです。軽い気持ちできましたが、「どんな作品なんだろう」と思いました。どうみてもリピーターな人たちも多かったです。

以下、ネタバレあり、なので、自己責任でお読み下さい。

【普通の絵柄とOP】

始まってみると、ごく普通のアニメの絵柄です。オタク向け・・というよりは、ジブリタイプですね。最初にOPが挟んであって、このOPで、三葉が巫女をしているのが分かりました。

【男女入れ替わり】

始めは、田舎の神社の女の子と、都会の父子家庭の男の子が、なぜか中身だけ『入れ替わってしまう』展開になります。男の子『瀧くん』は、わりと早く順応したようですが、女の子『三葉』はかなり戸惑いますね。

【ここは何処?】

三葉(外見は瀧くん)は、1歩外へ出てビックリします。なんと「こんな田舎やだー、東京に行きたい」と言っていた、“東京”だったからです。
スマホを駆使して、学校へ行ったり、また、憧れていた“カフェ”の値段の高さにビックリします。しかも、お茶の最中にバイト先からの呼び出しがあったりします。最初は、2人の慣れない環境での暮らしに、ハラハラします。

【夢かな?】

次の日、三葉は目覚めると自分の部屋と田舎の風景です。あれは『夢』だったのか?ところが、ノートを見ると「お前は誰だ」の文字が書いてあります。
ここから『入れ替わり』の物語が動いていくのだな、と思いましたが、2人が『『入れ替わっている』』と確信すると、あとの生活はダイジェスト風味で過ぎていきます。2人は順応性が高いのか?意外と普通に生活をこなしていきます。三葉は、瀧くんのスマホに『東京日記』を書いたり、瀧くんのバイト先の憧れの女性と、仲良くなったりします。

【デートの日】

三葉は、瀧くんのバイト先の憧れの女性とすっかり仲良くなってしまい、瀧くんの姿で、デートの約束までしてしまいます。デートを楽しみにしていた三葉ですが、残念ながら入れ替わりが解けて、朝起きたら、自分に戻っていました。
自分に戻った瀧くんは、スマホの日記で、今日がデートの日だと分かり、慌てて家を出ます。

【連絡が取れない】

デートをするくらい仲良くなったのは『三葉』なので、瀧くんは、まともに話す事も出来ません。スマホにあった、三葉からの助け舟も、「コミュ障のあなたに」とか「モテない君に」という感じの、余計なお世話な内容ばかり。結局、女性からは「他に気になる子いるでしょう?」と言われてしまいます。瀧くんは、スマホに入っていた、三葉の電話番号に電話しますが、繋がりません

また、この日から『入れ替わり』が無くなります。まだ中盤なのに、『入れ替わり』が無くなって、残りはどう展開していくのだろう?と不思議に思いました。

【夏祭りと彗星】

デートの日は、町での夏祭りの日でした。この日、三葉は、なんと長かった髪を、バッサリ切ってしまいます。結構、印象的な髪型なのに、バッサリ切って変えてしまうのには、驚きました。アニメキャラは、髪型が変わると、誰かわからなくなる人が多いので、かなり思い切った事をするなぁ~と思いました。
この辺から初期から、ちょこちょこ出ていた『彗星』が大きな役割をします。
本編はこれからでした。

【東京では?】

東京では、瀧くんが、電話が繋がらないので、実際に三葉へ会いに行こうとします。あんなに入れ替わっていたのに、住所など詳しいことは分からないらしく、 (また自分に戻ると記憶も薄れるので)だいたいこの辺で、旅に出ます。

【3年のタイムラグ】

あちこち歩いて、「もう諦めよう」とした時、ラーメン屋の店主が、瀧くんの絵を見て「これは糸守だ」と言います。ここで衝撃的な事実が分かります。
なぜかというと、【3年前に糸守町は、彗星の落下で消滅】していたからです。彗星落下の被害者名簿に、【三葉】の名前を見つけます。どうやら【三葉】は、3年前に死んでいたようです。現地まで連れて行ってもらうと、三葉が、瀧くんのスマホに付けていた「東京日記」がすごい勢いで消えていきます。

【最初は理解不能でした】

この『3年のタイムラグ』が最初は、分かりませんでした。実は三葉は、瀧くんより3歳年上でした。高校生の瀧くんが入れ替わっていたのは、3年前の生きている三葉とでした。なので、三葉が高校生の時、瀧くんは中学生だったんですね。三葉は、彗星落下前に、東京の瀧くんへ会いに行きますが、瀧くんはまだ、『入れ替わり』を体験する前なので、三葉に気が付きません。この場面は、最初は、夢か現実か?理解出来なかったのですが、
『3年のタイムラグ』を理解すると、現実だった事が分かりました。

【避難して!】

瀧くんは、三葉に会うことに諦めきれず、入れ替わっていた時に、教えられた祠へ向かいます。そこで、三葉の作った『お神酒』を飲みます。
気を失って気が付くと、生きている頃の三葉になっていました。
『入れ替わり』成功です。瀧くんは、世間で話題になっている彗星の欠片が、町に落ちてくる事を伝えます。

【やっと会います】

ここで、やっと次元の壁を越えて、2人が出合う場面がきます。『入れ替わり』ではなく、お互いの姿で会います。そして、三葉は、彗星落下で消滅した町を、その目で確認します。2人が手のひらにお互いの『名前を書こう』とすると、現実に戻ってしまいます。

【彗星は落ちるけど】

彗星の欠片は、糸守町に落ちてしまいます。しかし、改変された歴史では、『たまたま避難訓練中で、避難しており、死亡者0』という結果になっていました。でも、瀧くんは、三葉の事も、自分が彗星落下を伝えた事も忘れています。

【三葉は、どうなった?】

死亡者0なので、生きているはずです。それらしい人と東京で、瀧くんがすれ違ったりします。このまま終わるのか?と思うと、急展開が来ます。電車越しに、お互いを確認すると、どちらもお互いの事を忘れていますが、なぜか、気になって追いかけます。階段の所でやっと会えますが、すれ違って終わるのか?と思うと、瀧くんが「あなたの事、知っているんです」と三葉へ声をかけます。三葉も「私も」と言い、最後は2人で「君の名前は?」と言って終わります。

【隣のご婦人】

私は、ハッピーエンド好きなので、(おお、良かった)と思っていると、隣の席のご婦人がボロボロ号泣しています。館内も、酷い静寂に包まれています。
みんな余韻に浸っているようです。私は(これが、話題作か!)と思ってしまいました。

実際には、劇中でこの姿と髪型で会うことはない、2人でした。カタワレの時が、唯一の高校生の年齢での出会いの場面ですね。それにしても『入れ替わり』で分かりづらいですが、主人公2人がほぼ実際に会うことなく進んでいく映画でした。

ラストですれ違わなくて良かったですね。

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るぅふぁす

初めまして、閲覧ありがとうございます。 短シッポのキジトラ猫が好みの猫好きです。 猫パンチをしない猫も好きです。 何かと猫を絡めて話してしまいますが、どうぞよろしくお願いいたします。

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