こんにちは、きんいろ旅程です。
今回は自らを未来からやってきたと称していた「ジョン・タイター」という人物についてご紹介します。
彼は2000年代初頭にインターネット上で話題になりました。
タイターは自らを2036年からタイムトラベルしてきたと語り、ネット掲示板で質問に答えたり、自身のタイムトラベルの目的について説明したりしていました。
タイターの話は、多くの人々から注目を集め、議論を巻き起こしています。彼は本当に未来人なのでしょうか?彼が語った未来は、果たして本当に訪れるのでしょうか?
それでは、一緒に見ていきましょう。
ジョン・タイターが現れた経緯と目的
タイターの出現
ジョン・タイターが最初に書き込みを行ったのは、2000年11月3日です。アメリカの大手ネット掲示板に、「TimeTravel_0」という名前で投稿しました。
その中で、彼は自分が2036年からやってきたと主張しました。彼は以下のように書いています。
私は2036年からやってきました。私はあなた方が考えているような未来ではありません。私はあなた方が選択した可能性の一つから来ています。私はあなた方が知っている歴史とは異なる歴史を持っています。
この書き込みは、当時のインターネットユーザーに衝撃を与えました。多くの人が彼に質問を投げかけたり、批判したりしましたが、彼は冷静に答え続けました。
タイターがやってきた目的
タイターがタイムトラベルしてきた理由は、コンピューターの2038年問題に対処するために、古いコンピューターを必要としていたからです。
彼が探していたコンピューターは、「IBM5100」。このコンピューターは、1975年に発売されたポータブルコンピューターで、System/370のエミュレーションを行ってメインフレーム上のプログラムのデバッグができる機能がありました。この機能は一般には公開されておらず、IBM5100の開発に関わった人々だけが知っている秘密の機能でした。
彼は、自分の祖父がIBM5100の開発に関わっていたことから、1975年にタイムトラベルしてIBM5100を入手したと語っています。
ジョン・タイターを名乗る
2001年1月になると、彼は別の掲示板に移ります。そこで彼は、「ジョン・タイター」という名前を使い始めました。
タイターは、自分が使ってきたタイムマシンや操縦マニュアルの写真、タイムマシンの原理図などを部分的に公開。また、自分が住んでいる2036年の世界や歴史についても詳しく語りました。
彼は2001年3月まで、約4か月間インターネット上で活動した後、「予定の任務を完了した」という言葉を残して姿を消しました。
ジョン・タイターが語った未来
タイターのいた未来
ジョン・タイターが語った未来は、私たちが知っている現実とは大きく異なっていました。彼によると、彼の世界では以下のような出来事が起こっていたそうです。
- 2004年にアメリカで内戦が勃発し、2008年には核戦争に発展した。その結果、アメリカは分裂し、世界の多くの国も荒廃した。
- 2015年にはロシアがアメリカに侵攻し、中国も参戦した。世界は新たな世界大戦状態に陥った。
- 2036年には世界人口は約4億人に減少し、アメリカでは農業や自給自足の生活が主流になった。インターネットや電話などの通信手段も限られており、国と国との外交関係もほとんどなくなった。
ジョン・タイターは、自分の話した未来が必ずしも私たちの未来と一致するとは限らないとも述べていました。彼はタイムトラベルの理論に基づいて、パラレルワールド(並行世界)の存在を説明しました。彼は自分が選択した可能性の一つから来ており、私たちが選択した可能性の一つにやってきたというのです。
タイターの予言
ジョン・タイターが語った未来には、多くの予言が含まれていました。彼は2000年代初頭に起こるであろう出来事を次々と予測しました。その中には、以下のようなものがあります。
- 2001年9月11日にアメリカでテロ事件が起こる。
- 2003年3月20日にアメリカがイラクに侵攻する。
これらの予言は、ジョン・タイターが書き込みを行った後に実際に起こりました。しかし、彼が予言した出来事の中には、起こらなかったものもあります。
たとえば
- 2004年から2005年にかけてアメリカで内戦が勃発する。
- 2008年から2015年にかけて世界中で核戦争が起こる。
- 2012年12月21日にマヤ暦の終わりと共に世界的な災害が起こる。
これらの予言は、私たちの世界では起こっていませんね。
ジョン・タイター自身は、パラレルワールドの理論に基づいて、自分の世界と私たちの世界は異なる可能性があると認めていました。彼は自分の話した未来が、必ずしも私たちの未来と一致するとは限らないとも述べています。
つまり、私たちと彼の世界は異なる歴史を歩んでいるということです。彼の世界では本当に内戦や核戦争が起こったのかもしれません。しかし、私たちはそのような悲惨な運命を回避することができました。
もしかしたら、今我々の生きているのは、奇跡的な世界なのかもしれませんね。
おわりに
今回は2036年からやってきたと称するジョン・タイターという人物についてご紹介しましたが、いかがでしたか?
ジョン・タイターの正体や目的については、様々な憶測や調査が行われましたが、確かなことは分かっていません。一説によると、フロリダの弁護士の男性とその兄弟で計算機科学者の男性が話の創作を行ったとされています。また、社会実験的な試みであった可能性もあります。ジョン・タイター自身の消息は現在も不明のままです。
ジョン・タイターは、現代では都市伝説の一つとして語り継がれています。タイターは本当に未来人だったのでしょうか?彼が語った未来は、本当に訪れるのでしょうか?彼に関する謎は、まだ解明されていません。
もしかしたら、ジョン・タイターは、私たちに未来に対する警告や希望を与えてくれたのかもしれませんね。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事が気に入っていただけたら、いいねやシェアをお願いします。
では、次回もお楽しみに!
☆参考サイト
ジョン・タイターーWikipedia
2036年から来た謎の人物「ジョン・タイター」未来で起きる予言ーモーモースタジオ
ジョン・タイター 2036年から来た男!? その正体と予言 まとめー怖い話ネット