小さい頃は、絵を描くことが好きだった。
よくオリジナルのキャラクターを制作して、ラブコメまがいの漫画もどきを描いていた。完全に私の趣味の設定ばかりで、人に見せられるものは1枚も無い。
それらは言わば、自分だけが楽しむ、自家発電の萌え装置であった。
その中で、かなり気に入って描いていたキャラクターがモッピーである。
モッピーはおかっぱ頭の少年で、元気が良い。常に張り切っていて活発な性格だった気がする。また、モッピーは実に単純な容姿をしていて描きやすいキャラクターだ。だから、頻繁にモッピーが出てくる漫画もどきを描いたのかもしれない。
さらに、モッピーにはマリアちゃんという美少女のガールフレンドがいる。マリアちゃんはベールのようなものを被っていて、十字架の飾りを胸につけている。この二人は仲良しカップルだ。
最近、モッピーのことを思い出すことが増えた。まず、モッピーという名前が覚えやすい。あとは特徴的なおかっぱ頭に単純な顔。誰にでも描けそうなキャラクターだったからこそ、私はモッピーのことを大人になっても思い出すことができたのかもしれない。
昔に描いていた絵がどこに行ってしまったのか、定かではないが、モッピーとマリアちゃん以外にも何名か個性的なキャラクターがいた気がする。
金髪ハーフの美少女とか、アラブのイケメン王子とか…。私は多彩な男女カップルがイチャイチャする展開が大好きだったため、自分の欲望の赴くままにモッピーたちの恋模様を自分でどんどん生み出していった。
仲の良い友達数名には、ちらりとだけモッピーの話をした覚えがある。
でも、結局、モッピーたちの物語(物語と呼べるものかどうかはさておき)を楽しんでいたのは私1人であった。
漫画もどきを友達に見せるのは、とても恥ずかしくてできない。批判でもされたら、テンションダダ下がり。一気に熱も冷めてしまう。
そういう恐れがあったために、私はたくさんの漫画もどきを誰にも見せなかった。そのために、私1人ではあるものの、しばらくモッピーたちと遊ぶことができたのだ。見せなくてよかった!
今回、記憶を頼りに描いた、モッピーとマリアちゃんのイラストをここに掲載してみようと思う。
良かったらどういうキャラクターなのか、気になる方は見てほしい。

いかがだろうか。見てわかる通り、右がモッピー、左がマリアちゃんである。
この二人を描いていたとき、過去の私のモッピーへのハマりぶりを思い出して胸が熱くなった。
小さい頃の私は、こんなキャラクターたちをたくさん生み出して、わちゃわちゃさせて楽しんでいたのである。自己満足に過ぎないかもしれないが、本当に楽しかった。良い思い出だ。
また、もしもモッピーのことや私の描いた漫画もどきで何か発見したときは、ここで紹介したいと思う。
そのときはお付き合いいただけると幸いである。
終わり
